2018年大河ドラマ【西郷どん(せごどん)】のあらすじ(ネタバレ)です!
では、第35話のあらすじ(ネタバレ)いってみよ~!
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目次
【西郷どん(せごどん)】第35話あらすじ(ネタバレ)!
『残念やけど、おまんとは乗る船が違うようじゃ。』
それが最後に聞いた龍馬の言葉になろうとは思わず、吉之助はいったん京を離れ、薩摩に戻ってきた。
吉之助は懐から『討幕の密勅』を取り出し、上洛して欲しいと藩主の茂久に願い出た。
しばしの沈黙のあち、久光が口を開いた。
『・・・失敗は許されんぞ。』
『責めはすべて、おいが引き受けもす』
吉之助は鬼気迫る表情で言い切った。
慶応三年十一月十五日、龍馬は中岡慎太郎と京の『近江屋』にいたところを襲撃され、惨殺された。
吉之助はその知らせを数日後に聞いた。
下手人はまだ捕まっていないと一蔵が言う。
そこへお龍が半狂乱で飛び込んできた。
『あの人がうちの人を殺したんや!西郷はんや!なんであの人が殺されなあかんのえ!』
『あんお人は新しか時代に、まっこてなくてはならんお人じゃった。おいが守れんかった。』
『何が新しい時代や・・・こんな事になるなら、そんなもん、来んでええ・・・』
泣きながらふらふらとお龍は出て行った。
そして、たちまち群衆の中に消えてしまった。
そんな中、岩倉具視が大政奉還により、五年ぶりに洛中に戻ってきた。
そして一蔵と吉之助は岩倉に迫った。
『禁門をわれらの手で奪い、天子様の御前にて、幕府の廃絶を宣言していただくのです。』
御所を警備している松平容保の会津と松平定敬の桑名、この二藩を追い払い、慶喜はもとより親幕府派の公家も御所に近づけないようにする。
そして岩倉は大手を振って参内し、新しい体制を整えて欲しいと言った。
慶喜の官職と徳川の領地を朝廷に返上させ、慶喜を丸裸にするよう仕向けるのだ。
その後の吉之助たちの動きは早かった。
御所を囲む五つの門は、薩摩とこれに賛同した芸州、尾張、越前、そして土佐の兵で、迅速に固められたのである。
『吉之助さぁ、いよいよじゃ』
『ああ、そっちは任したど。一蔵どん』
うなずき合い、一蔵は御所の中へと進んでいく。
大将の吉之助は、精兵たちに発破をかける。
そんな姿を見ていた信吾は、兄に対して違和感を覚えていた・・・
変わった兄
御所の一間には公家や諸藩の代表が集まっていた。
さっそうと上座に座ったのは、立派な衣冠に身を包んだ岩倉である。
そして、『王政復古の大号令』が発せられたのだ。
これにより徳川幕府二百六十年の歴史に幕が下ろされ、政が一新されたのである。
そしてその直後に開かれた、新政府の体制を取り決める『小御所会議』で、徳川と慶喜の今後の処遇について話し合いがもたれた。
そこでは、土佐の山内容堂や越前の松平容保など、寛大な処置を望む意見が多数に及び、岩倉や一蔵たちは劣勢となってしまったのだ。
御所の外で警戒を続ける吉之助のもとへ、一蔵が会議の状況を知らせにきた。
容堂は慶喜を新政府に加えろとの一点張りで、思い通りに事が運ばないという。
『おいなら短刀一本で、すぐにけりをつけられる。岩倉様に、この短刀を。国家に仇なす逆臣を討つとじゃ。』
吉之助は、容堂にも聞こえる様な声で言った。
容堂は心なしか、顔が青ざめている。
そうして、その後の会議は一気に逆転した。
その結果、慶喜に辞官納地の命令が下される事となり、吉之助たちは、新体制から慶喜を排除する事に成功した。
大阪城に居を移していた慶喜の元に、江戸から火急の知らせが入った。
江戸の町で浪士たちが強盗や火付けを行い、暴れ回っているというのだ。
裏で手を引いているのが薩摩だと聞き、容保と定敬は憤った。
すぐに兵を向かわせましょうという二人に、慶喜は『ならん!』と一喝した。
慶喜は、どこまでも追ってくる吉之助が恐ろしかった。
しかし、たび重なる薩摩の挑発に業を煮やした庄内藩を中心とした旧幕府側が江戸の薩摩藩邸に攻撃を開始した。
そうして吉之助は満を持して挙兵した。
『われら薩摩は天子様のご命令により天下万民を守る正義の軍じゃ!』
吉之助の言葉に酔いしれ、士気が高まる兵の中で、信吾は居心地の悪さを感じていた。
戦の鬼となった兄をもう誰にも止められない。そんな吉之助の背中を見送るだけだった。
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