2018年大河ドラマ【西郷どん(せごどん)】のあらすじ(ネタバレ)です!
では、第36話のあらすじ(ネタバレ)いってみよ~!
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目次
【西郷どん(せごどん)】第36話あらすじ(ネタバレ)!
旧幕府軍は、大阪城から鳥羽方面と伏見方面の二手に分かれて京へ進軍し、薩長を中心とした新政府軍と対峙。
一触即発の状態が続いていた。
そして、一月三日夕刻『鳥羽・伏見の戦い』が始まった。
新政府軍五千に対し、旧幕府軍は一万五千。
その兵力差は歴然で、薩摩軍は徐々に後退していく。
『恐れんな!おいたちは天子様の軍じゃ!賊軍相手に負けるこつはなか!』
そのとき、旧幕府軍の動きがピタっと止まった。
赤い緞子に金銀日月・・・帝の軍旗である(錦の御旗)が輝くように翻っている。
錦の御旗は鎌倉時代などに用いられた記録はあるものの、誰も実物を見た事などない。
それを岩倉の独断で作成し、新政府軍に掲げさせたのである。
うろたえる旧幕府軍。
敵は退却を始めようとしていたが、吉之助は一気に追い打ちをかけよ!と号令する。
『兄さぁ、敵も味方も大勢倒れちょっ。そいでもまだ兄さぁは・・・』
信吾が吉之助の前に立ちはだかって説得しようとする。
すると、一発の銃弾が信吾の首筋に命中した。
吉之助たちが薩摩軍の本陣で軍議をしていると、伝令が駆け込んできた。
『山崎に布陣する津藩が、わが軍に寝返りもした』
これで勝ちが見えたと一同は喜びに沸きたった。
信吾のところに行って方がいいという新八に、吉之助は首を横に振った。
『まだ戦は終わっちょらん。私情を挟む暇はなか』
ところが、信じられない事が起こった。
慶喜が味方の兵を置き去りにし、ふきと、老中の板倉勝静や容保ら重臣を連れ、大阪城を抜け出したのである。
一行は、軍艦・開陽丸に乗り込み、江戸に向かったという。
数日間の戦とはいえ、両軍合わせて死者・負傷者は、かなりの数にのぼった。
岩倉に礼を言いに来た吉之助に一蔵が駆け寄った。
『吉之助さぁ、信吾のところには行ったのか?手に負えんほどの深手ち聞いちょっど。』
そして一蔵は、兵庫の方に腕利きの医者がいるという話を伝えると、吉之助は足を止めて一蔵を振り返った。
『すぐに京へ呼び寄せてくいやい』
船で大阪を逃げ出した慶喜一行は、なんとか江戸城へたどり着いた。
火鉢で暖を取っていた慶喜が、鰻にかじりついているところへ、勝が憮然とした顔で入ってきた。
『鰻なんざ食ってる場合かい。戦に負けたのも、徳川の名を貶めたのも、みんなあんただ。あんたは、徳川の恥だよ。』
『上様に何という事を!』
『俺たちが大阪城に居座ったら、戦は長引く。徳川を朝敵にするわけにはいかねえだろうが。』
それを聞いたふきがぽつりと言う。
『あなたは西郷様が恐ろしいから逃げたんです。』
『黙れ!』
『あの人は心根のお優しい方です。あなたが心から悔い改めれば必ずや許してくださいます。』
『出ていけ!二度と、その面見せるな!』
そして、ふきと勝は去っていった。
慶喜の命
数日後、危篤状態だった信吾が目を覚ました。
『おいは・・・生きちょっとか・・・』
『ウイリスさぁが助けて下さったとじゃ。英国人の医者じゃ。』
一蔵が言った。
本来、京に異人を招き入れるなど、許されない事だ。
吉之助がイギリス公使のパークスに頼み込み、不敬を承知で帝に直接、許しを願い出でたおかげだった。
『鬼が弟のために、そげんこつまでするち思うか?』
一蔵が言うと、信吾の目に涙が溢れた。
慶応四年二月、吉之助たちは関東征伐のため、京を出発する事になった。
そこへ、まだ痛々しい姿の信吾がやって来た。
吉之助の戦に対する思いに、自分も参加させてくれと言う。
『・・・好きにせぇ。』
吉之助は、信吾の強い思いを止める事は出来なかった。
そして、薩摩を中心とする新政府軍総勢五万は、駿府城に入った。
慶喜は、上野の寛永寺に謹慎しており、越前や尾張からは進軍をやめるよう、連日書状が届けられている。
この状況では、戦に大義名分はないとする有栖川宮と林に、吉之助は断固として言った。
『慶喜討伐は、天子様のご命令でございます。』
慶喜が生きている限り、徳川に義を尽くそうとする者はいくらでもいるのだ。
そして新政府軍の江戸城総攻撃は、三月十五日に決定した。
すると、駿府城に一人の武士がやってきた。
『朝敵、慶喜が家来、山岡鉄太郎!火急の用があって、西郷吉之助殿に目通り願いたい!』
城の一室で吉之助と向かい合うと、山岡は懐から書状を取り出した。
慶喜から交渉の一切を委ねられた勝からの手紙である。
それには、異国と手を組むことも、日本を統べることも放棄したので、すぐに戦を取りやめて江戸に来て欲しいという内容だった。
『申し訳ないが、いくら勝先生のお言葉でも、こいは聞けません。』
『・・・西郷殿、この命と引き換えにわれらが願い、天子様にお伝え願いとう存じまする。』
そう言って、腹を突こうとする。
『やめ。ないごて、あん慶喜公の為にそこまで・・・』
『侍が主を信じられなくなったら、それはもう侍ではございますまい。』
お互い黙したまま、しばらく見つめ合った。
そして、吉之助は不意に破顔した。
『・・・分かった。勝先生にお会いいたしもんそ。』
『西郷殿!』
『おいが信じるのは貴殿じゃ。貴殿のような男を死なすのは惜しか』
こうして数日後、吉之助は半次郎と川路を供に連れ、江戸へやってきた。
吉之助はそこで、思わぬ人物と再会する事になる。
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