2018年大河ドラマ【西郷どん(せごどん)】のあらすじ(ネタバレ)です!
では、第45話のあらすじ(ネタバレ)いってみよ~!
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目次
【西郷どん(せごどん)】第45話あらすじ(ネタバレ)!
明治八(1875)年、隆盛が荒れる士族のために私学校をつくって一年がたった。
鹿児島以外にも各地から門をたたく者たちは後を絶たず、生徒の数は二千人を超え、さらに増え続けていた。
そんな新しく入った者たちを案内しているのは新八だ。
屋外では隆盛たちが畑仕事に汗を流していた。
『中原!中原やないか!』
別府が新入りの一人に駆け寄って行った。
『おいも政府のやり方にうんざりして出てきたとじゃ。』
この中原尚雄のように東京から戻ってくる薩摩士族も少なくなく、中には『戊辰戦争』で破れた旧庄内藩から隆盛を慕ってはるばるやってきた若者もいる。
伴兼之(ばんかねゆき)や榊原政治(さかきばらまさはる)の二人もそうだった。
そして西郷家には、寅太郎の下に午次郎、酉三が生まれ、さらに大島から菊次郎の妹・菊草が引き取られて、ますます賑やかになった。
『近ごろの新聞は、西郷先生を祭り上げて政府への批判を書きたて、不平士族をあおっています。』
川路が大久保に報告する。
大久保は、私学校が暴発するのを恐れ、すでに蜜偵を潜り込ませていた。
そして、明治九(1876)年三月、廃刀令が出された。
刀は武士の魂である。
私学校の士族たちはいきりたったが、騒ぎを起こせば政府軍がやって来るだろう。
大山が皆をなだめ、桐野は『これも西郷先生と私学校の為じゃ』と、刀を真っ先に置いた。
しかし、廃刀令に続き士族の禄を廃止され、士族の特権は全て奪われてしまったのである。
同年十月、熊本、福岡、山口で不平士族たちが次々と立ち上がり、政府に反旗を翻した。
政府は徴兵制で集めた平民による軍を出撃させ、これらを鎮圧した。
鹿児島士族は、なんとか平穏を保ってはいたものの、熊本士族から、ともに立って欲しいとの訴えで騒ぎ出した。
過熱していく生徒たちに隆盛が落ち着かせようと諭した。
すると、篠原が隆盛の前に出た。
『政府は、こん私学校に密偵を忍び込ませちょいもす。』
熊本士族は、その密偵に潰されたという。
すると、皆が疑いの目を向けたのは、戊辰戦争の頃は敵対していた伴と榊原だった。
そんな疑心暗鬼になっている一同を、隆盛がなんとかいさめた。
一同は納得したが、桐野は大久保への不信感は更に大きくなっていくのだった。
大久保が放った密偵
明治十(1877)年になると、私学校は城下に十二、県下に百三十六もの分校を構えるまでになり、鹿児島全土に勢力を拡大させていた。
こういった情報は電信により、たちどころに大久保の知るところとなる。
電信が開通した事は、政府の圧倒的な強みとなっていた。
『もし鹿児島が決起すれば、全国への影響は甚大。陸海軍は軍備を怠るな。』
それを聞いた従道は、ムッとして反論した。
『何千何万の不平士族がいきりたっても、兄さぁなら必ず抑え込んでくれもす!』
『だが、裏を返せば、吉之助さぁの覚悟一つで日本中の士族を奮い立たせる事も出来るという事だ。』
私学校に送り込んだ密偵には、暴発の動きがあれば止めるよう命じているが、止められなかった場合、隆盛に死んでもらわなければならないと聞いた従道は、顔色を変えた。
大久保が執務室を出ると、川路が従道に言った。
『西郷先生は立たん。大久保さぁもそう信じちょ。』
しかし、従道は不安を拭う事が出来なかった。
その頃、私学校で政府の密偵を襲ったと隆盛に連絡が入った。
驚いて駆けつけると、そこには桐野、篠原以下、刀を差した生徒たちが集まっていた。
銃や弾薬が積み上げられた側で、中原尚雄が拷問を受けた無残な姿で転がっていた。
『おはんらはなんちゅう事をしでかしたとじゃ!』
桐野が中原から奪い取った紙を差し出す。
そこには『ボウズヲシサツセヨ』と書いてある。
ボウズとは隆盛を示す暗号だ。
薩摩から新しい日本を作る為に、政府から刀や禄を奪われても耐えている皆や隆盛を、大久保は殺そうとした。
あんまりだと桐野が悔し涙を流して訴える。
そして、長い長い沈黙の後、隆盛はついに言った。
『・・・分かった。東京へ行って政府に訴え、政のあり方を問いただし、皆で薩摩に帰ってくっとじゃ。』
歓喜の叫びの中、隆盛はどこか陰りのある表情をしていた。
家に戻ると、東京へ行く事を皆に告げた。
すると菊次郎が、戦になるかもしれなくても自分も連れて行ってくれと言う。
隆盛は反対する糸に、男が決めた事だ。と、口を挟ませなかった。
そして、兵とともに行くのは戦をする為ではないと示す為『政府に尋問の筋これあり』という内容の文書を大山が政府や各県に送っておいた。
隆盛は、まだ役目を預かったままであり、陸軍大将・西郷隆盛として正面から政府に物申すのだ。
ともに出立するのは、菊次郎、小兵衛、宗介、熊吉、そして桂久武が、ともに行くと駆けつけた。
『糸・・・・留守を頼んだど。』
しかし、隆盛が家族の待つこの家に帰ってくる事は、二度と無かったのである。
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