2018年大河ドラマ【西郷どん(せごどん)】のあらすじ(ネタバレ)です!

では、第29話のあらすじ(ネタバレ)いってみよ~! 

 

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目次

【西郷どん(せごどん)】第29話あらすじ(ネタバレ)!

 

【西郷どん(せごどん)】第29話あらすじ(ネタバレ)!

 

禁門の変において、京での薩摩の悪評を返上し、戦をせずに長州征伐を成功させた吉之助が、一年ぶりに薩摩へ戻ってきた。

 

藩主の茂久は吉之助の功績を褒め称え、吉之助を側役に取り立てた。

久光も認めざるをえず、また一蔵も遅れを取るまいと焦りを隠せない。

 

吉之助は一蔵に、幕府に日本国を任せなられない。長州征伐は徳川の脅威となる薩摩と長州を戦わせて弱体化させようという魂胆だったと言った。

 

幕府が守りたいのは徳川家だけ。それが慶喜の考えだと言った。

しかし、その話に一蔵は反対した。

 

薩摩は幕政に加わることを願っている。

もし他藩に背を向けられ孤立したら、長州の二の舞になってしまうと言った。

 

吉之助は、残念だが仕方がない。では、自分一人でやる。と言い、そばの川でうなぎ取りをしている子供達のところへ行った。

 

すると一蔵の目に写ったのは、川で子供達と戯れる吉之助を微笑みながら見ている糸の姿だった。

 

その夜、西郷家で吉之助の帰りを祝う宴が開かれた。

吉次郎が、園(その)という嫁をもらい、やっと女手が出来たが、園は身重でもあり、琴が手伝いに来ていた。

 

琴がたまりかねたように、西郷家の大黒柱の吉之助に嫁を取ってくれないか。と言った。

すると、一斉に大合唱が始まった。

 

んにゃ、おいは今そいどころじゃ・・・・

 

しかし、吉之助の反論など誰も聞いておらず、数日後には、嫁志願の若い女たちが西郷家の庭先に列をなした。

 

吉之助の嫁候補

 

帰宅した吉之助があきれていると、列の中からひょっこり顔を出したのは、腰に酒のひょうたんをぶら下げた川口雪篷だった。

 

赦免されて、たった今、沖永良部島から戻ったという。

 

わいが余計な事をするからじゃ。

 

憎まれ口をたたくが、嬉しそうな雪篷だった。

しかし、十二年も島にいて、もう薩摩には家も家族もないという。

 

じゃったら、こん家に来てくいやい。

 

言われなくても世話になる。下手なおなごよりわしの方が役に立つ。わしを嫁にせぇ!

 

相変わらずの破天荒ぶりで、集まった嫁候補の女たちを追い返してしまった。

しかし、琴たちは諦めない。

 

島に妻子がいる事は知っているが、本妻には出来ない。

琴も吉次郎も熊吉までもが、頼むから嫁を取ってくれと頭を下げた。

 

翌日、吉之助は急遽、城に呼び出された。

三年前、久光が幕府と掛け合って取りやめになっていた参勤交代を復活させるという、幕府からの命令が下ったというのだ。

 

久光は、吉之助があまりにたやすく長州をねじ伏せたから幕府が思い上がったのだと言いがかりをつける。

 

すると吉之助は平伏し、涙ながらに謝罪した。

これを誰より驚いたのは久光だった。

 

怪訝そうな顔をしながらも、久光は一蔵に参勤交代の中止を命じるように朝廷に働きかけるよう、京行きを命じた。

 

しかし、吉之助が久光の機嫌を取るのが不思議に思い、一蔵はそれを吉之助に聞いてみた。

すると、近く幕府は再び長州を攻めるに違いないと吉之助は言った。

 

その時は、長州側につくべきで、その為には久光の気持ちを動かさないといけない。

媚も売るし、偽りの涙も流すと・・・。

 

翌日、一蔵は京へと旅立ち、吉之助は福岡藩を回って上洛する事になった。

 

糸との縁談

 

吉之助が薩摩を発つ日が近づいたある日、満寿に連れられ、糸と父親の岩山直温が出世の祝いの酒と鯛を持ってやってきた。

 

糸は、離縁して岩山の家に戻っているという。

一蔵に頼まれた満寿が、最初から吉之助に引き合わせるつもりで連れてきたのである。

 

二人は幼なじみのうえ、吉之助は糸の初恋の相手である。

困惑する当人たちをよそに、西郷家の面々は、雪篷までもがすっかりその気だ。

 

しかし糸は、自分は吉之助にふさわしくない。離縁されたのは、自分に子が出来なかったからだ。と言い、家を飛び出した。

 

吉之助は、翌日岩山家を訪ね、改めて求婚した。

 

糸どんさえよければ、あの家に来てくれもはんか。

 

子の事は天に任せよう。と吉之助は優しく微笑むが、糸にはそれが居場所のない自分への哀れに思えてしまう。

 

そんな糸に、自分はおなごを哀れんだりする暇はないと言った。

自分は今、日本中がひっくり返るようなとんでもない事をしようとしている。

 

一蔵には分かってもらえなかったが、糸なら途方もない自分の夢を分かってくれるような気がする。

 

一人でも分かってくれる人がいたら、心強か。糸どん・・・・おいは、おいの使命を果たすつもりじゃ。

 

よく分かりもした。・・・じゃっどん嫌です。死んでしまったら・・・そげん恐ろしか話は考えられもはん。』

 

それを聞いた吉之助は深々と一礼して去って行った。

出立の日、旅支度をした吉之助が甲突川の橋の上を歩いていると、糸が追いかけてきた。

 

吉之助さぁ・・・死んだらやっせん。

 

もう二度と会えないかもしれない。父にそう言われて糸は心を決めた。

 

あの家でお帰りを待っちょいもす。西郷吉之助の嫁として新しか国を一緒に見たか。ふつつか者じゃっどん、よろしくお願い致しもす。

 

あいがとう。あいがとな、糸どん・・・行ってくっで!

 

西郷吉之助!チェスト、キバれー!

 

歩き出した吉之助の背中に糸が叫ぶ。

吉之助は笑顔でうなずき、京へ向かって行った。

 

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