2018年大河ドラマ【西郷どん(せごどん)】のあらすじ(ネタバレ)です!
では、第15話のあらすじ(ネタバレ)いってみよ~!
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目次
【西郷どん(せごどん)】第15話あらすじ(ネタバレ)!
慶喜が決意を固めると、吉之助たちは急ぎ京へ向かった。
近衛忠煕と月照を通じて朝廷に働きかけなければならない。
そうして、幕府に詔が下された。
斉彬がどれほど喜ぶか考えると、嬉しさが込み上げる吉之助であった。
安政五(一八五八)年、四月。
江戸の篤姫に悲しい出来事が起きた。
仲睦まじく暮らしていた家定が、思い病に伏したのである。
ほどなく、家定に一切の政務を任されたとして、井伊が突然、大老に就任する。
大老は、老中の上に臨時に置かれた幕府の最高職であり、権力を握った井伊は独断専行を開始した。
『上様の仰せにより、次代将軍は慶福様と定める。』
猛反発する一橋派を『上意である』の一言で退けてしまった。
そして、大老就任のあいさつにやってきた井伊に対して、篤姫が言い放った。
『ご病気で苦しんでおられる上様に無理強いして迫ったのか!』
病床の家定が、井伊に『頼む』と言ったのを、次の間にいた近習が耳にしたという。
『いいえ、全ては上様のお言葉のまま』
『上様は、必ず本復される!後継の話を急ぐなどとは、不埒千万!』
篤姫は孤軍奮闘したが、結局、形勢は逆転してしまった。
斉彬の夢敗れる
その知らせは京にもすぐに届いた。
近衛の顔は青ざめている。
『恐れ多くも、詔が書き換えられてしもたんです。』
写しには、
『世子は 英傑、人望、年長、の三件を備えた者を選ぶべし』
と書かれている。
一橋慶喜とは書かれていないものの、『年長』という言葉が指すのは、慶福ではなく明らかに慶喜の方だと分かっていた。
だが、その『年長』の二文字が消され、幼い慶福が世継ぎになっても、詔に背いた事にはならなくなったのだ。
吉之助らが油断している隙に、彦根藩が関白の九条尚忠に近づいていたのである。
『急ぎ、薩摩に戻りもす!』
吉之助は、数日後には薩摩に到着した。
斉彬の元に急いだ吉之助だったが、そこから一人去っていく斉彬を追いかけた。
斉彬は、狩場に行った。
そこは幼い頃、吉之助が斉彬と対峠した場所である。
『江戸からの書状によれば、井伊は集成館にも目をつけ、近々ご公儀より薩摩に工場廃止の命が下るそうじゃ。・・・わしの夢は砕けた。』
斉彬はさらに吉之助に続けた。
『農業こそがこの国を支える礎なのだと、かつてわしはある者に教えられた。全ての民が腹いっぱい米を食える国、それこそが異国にも負けぬ強い国を作る事なのだと。』
郡方書役助として、農政での意見を斉彬に綴っていた吉之助の意見を、実践しようとしてくれていたのだ。
『西郷、今日限り、庭方の役目を解く。』
そう言うと、斉彬は馬に乗って走り去ってしまった。
その後吉之助は、悄然として家に帰ってきた。
この先、どうしたらいいのか見当もつかない。
そこへ正助がやってきた。
『いったい、何をしでかしたとな?』
『おいは・・・何の役にも立てんかった・・・短刀で人まで殺めた。・・じゃっどん、万策尽きた。』
『吉之助さぁだからこそ、やれたこつじゃ。出来るはずの無い事を。そいがおいの知ってる、西郷吉之助っちゅう男じゃ!』
正助の励ましは胸に響いた。
そうして吉之助は、考えに考えを重ねた。
斉彬への期待
その朝、吉之助は鶴丸城の庭に押しかけ、山田たちに取り押さえられながら大声で斉彬に目通りを願った。
居室を出てきた斉彬に、いきなり訴え出る。
『殿!兵を挙げてくださいもんせ!』
『バカを申すな!異国が迫っておる今、ご公儀と戦をし、世を乱すなど愚の骨頂じゃ。』
『血を流さずに戦う策を考えてきもした!京へ兵を出すのでございもす。まずは京にて馬ぞろえをし、薩摩の兵と殿のお姿をみていただきもんそ!』
そうして改めて帝より詔を賜り、幕府に改革を迫るのだ。
鍛え上げた薩摩の兵によって他藩の者たちも供に立ち上がると考えた。
『・・まさか、お前に言われて腹が決まるとは・・・西郷、すぐ京へ戻れ!わしもすぐ行く!』
江戸では、井伊が朝廷の許可を得ぬまま日米修好通商条約を結び、徳川慶福を将軍継嗣にすると正式に発表した。
しかも、御台所である篤姫のもとに家定の死が伝えられたのは、ひと月も経ってからだった。
形見として渡された家定の絵を見て、篤姫の目から涙があふれる。
三十四年の短い人生だった。
吉之助は再び京に足を踏み入れ、鍵屋という宿で月照、左内と落ち合った。
ところが、斉彬は七月十六日、突如としてこの世を去ってしまったのである。
【西郷どん】月照(げっしょう)は吉之助が初めて愛した男性だった?!
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