2018年大河ドラマ【西郷どん(せごどん)】のあらすじ(ネタバレ)です!
では、第14話のあらすじ(ネタバレ)いってみよ~!
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目次
【西郷どん(せごどん)】第14話あらすじ(ネタバレ)!
安政四(一八五七)年、十月二十一日、江戸ではアメリカ総領事のタウンゼント・ハリスが大統領の書簡を携えて家定に会いに来た。
『遠方寄りの書簡を嬉しく思う。幾久しく有効を保ちたいと大統領に申し述べるべし』
家定は、将軍らしく告げ、老中たちはホッと胸をなでおろした。
篤姫と何度も練習したおかげである。
病弱でうつけの様に伝えられていた家定であるが、実は、心の暖かい優しい人柄である事が分かり、篤姫は次第に心を寄せる様になっていた。
一方、熊本で正助と別れた吉之助は、十二月八日、江戸に到着した。
そして、斉彬から託された松平慶永宛ての書状を携え、越前藩邸を訪ねる。
書状には、関東での事は全て慶永に任せる、ついては西郷を使って結構。と書かれてあった。
阿部のあとに老中首座となった堀田正睦は頼りなく、徳川斉昭を迎える事が出来ない。
斉昭の評判は悪くなる一方で、家定を暗殺して幕府転覆を図ろうとしているという噂まで流れている。
『西郷、橋本と力を合わせ、一橋様擁立に向けて諸藩の大名を説いて欲しい。』
しかし、その前になんとか慶喜を説き伏せなければならない。
井伊の魂胆
後日、吉之助と左内は磯田屋で落ち合った。
慶喜がいかに英邁な人物であるかを広める為、慶喜をよく知る人達から聞いた話をまとめて書きあげた、名付けて『橋公行状記』を、左内が持ってきた。
『こいは立派な書じゃ!左内どん、ようここまで調べもしたな。』
と、いきなり当の慶喜が現れた。
たまたま隣室にいて、壁越しに話を聞いていたらしい。
慶喜は、『全て大嘘だ。』と言いながら、自分の行状記をビリビリと裂いた。
『俺は死んでも将軍になどならん。こんな志もない男が、この国を異国から守れると思うか?』
慶喜は、足音荒く部屋を出て行った。
『僕は、こんな事では諦めません。』
『おいもじゃ。じゃっどん、左内どんの苦労が・・・』
しかし、左内はニッと笑って、かくしておいた写しを取り出した。
吉之助が井伊直弼の手の者に囲まれたのは、磯田屋の前で左内と別れたあとの事である。
吉之助は、彦根藩邸に連れて行かれ、思いがけず茶室に通された。
井伊は、異国が迫っている今だからこそ、何も変えてはならぬ、世を乱してはならぬと断言する。
そして、井伊は吉之助に、斉彬を裏切って内情を売れと言ってきたのだ。
故郷の事まで調べあげ、暗に脅してくる。
『こげな腐った連中に守られちょっ将軍家も、危なかでごわんどなぁ。失礼いたしもす。』
それからほどなく、斉彬は幕府に建白書を提出した。
異国との条約で言いなりにならぬ事、その為に国を強くする事、この難所を乗り切る為には慶喜こそ次の将軍にふさわしいという事。
これにより、斉昭・慶永ら一橋派と、井伊を筆頭とする紀州派の議論は紛糾した。
斉昭についての悪評が飛び交う大奥でも、家定との縁組には、最初から慶喜を公方にする企みがあったのかと、本寿院の憤りは、斉彬と篤姫にも及んだ。
いまだ家定に慶喜の事を伝えていない篤姫は、窮地に陥った。
すると、その家定がひょっこり現れた。
『会いに参った。どうだ、御台。』
『上様、幾久しい友好の為に、お願いしたき儀がございます。』
篤姫は意を決して、慶喜を次の公方にと推挙した。
慶喜なら日本国を護り、皆がずっと無事息災でいられる。
この篤姫の言葉が、家定の心を動かした。
『・・・一橋にする。余の次は一橋じゃ!』
慶喜を将軍綱嗣とする方向へ、ついに事が動いた。
慶喜の決意
当の慶喜は、相変わらず吉之助と左内の懸命の説得にも全く耳を貸そうとしない。
深夜、慶喜の絶叫が響き渡った。
『人殺しーっ!助けてくれーっ!』
吉之助たちは、驚いて部屋を飛び出した。
左内が放った小刀を奪い取り、慶喜は刺客と切り結ぶ。
驚いた事に、慶喜は相当な剣の使い手だ。
だが、相手はもっとうわてだった。
『うわ!西郷!助けてくれ!』
吉之助は、無我夢中で刺客の腹に短刀を突き立てた。
その男の顔には見覚えがあった。彦根の者だ。
初めて人を殺めた衝撃、命を奪ってしまった・・・
吉之助は、恐ろしさが止まらない。
『こん男と、一橋様の命は同じじゃ。じゃっどん、あなたは国を変え、多くの民を救える。そいでもまだ逃げるち言わるとじゃったら・・・こん男も浮かばれもはん。』
慶喜は、立ち尽くしていたが、やがて言った。
『・・・おい、行くぞ。井伊のところだ。』
慶喜は、彦根藩邸に乗り込んだ。
『そっちが討っ手を差し向けてきたからには、俺によっぽどの用があると思って来てやったのよ。』
そうすると、井伊はしゃあしゃあと交渉を始めた。
慶福が将軍になったら、慶喜に紀州五十五万石を献上すると言うのだ。
怒った慶喜は、この大バカ野郎!と言い放ち、ついに自分が将軍になると言った。
驚いたのは吉之助と左内だ。
『西郷、橋本、帰るぞ。』
二人を連れて去っていく慶喜を、井伊が怒りの形相で見送っていた。
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