2018年大河ドラマ【西郷どん(せごどん)】のあらすじ(ネタバレ)です!
では、第39話のあらすじ(ネタバレ)いってみよ~!
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目次
【西郷どん(せごどん)】第39話あらすじ(ネタバレ)!
時を進め、明治三十七(1904)年十月十二日。
京都市役所の玄関ホールでは、大勢の職員が新しい市長の到着を待っていた。
『西郷市長、お着きでございます。』
助役の川村鉚次郎の声と共に玄関の扉が開き、立派なひげをたくわえたフロックコートの紳士が入ってきた。
杖をついているのは、右足が義足だからだ。
『また西郷先生のご子息の下で働けるとは光栄です。』
前市長の内貴甚三郎との引き継ぎを終えた新市長に、川村が言った。
『やめてください。私は父の名前をことさら出して仕事をしてきたわけではありません。』
『しかし、市長が台湾で行った、土地の者たちの為の立派な仕事の数々を見ると、さすが西郷先生のご長男と思わずにいられません。』
『私は嫡男ではありません。その証拠に私の名前は菊太郎ではない。菊次郎です。』
川村は、気まずそうに口ごもりながら、今度こそ西郷先生の事を教えてくださいと言った。
私も、父の事を全て知っている訳ではありません・・・と西郷菊次郎は、ぽつりぽつり語り出した。
再び、時は明治二(1869)年にさかのぼる。
領地と民を帝に返上する『版籍奉還』を経て、薩摩は鹿児島と名を改めた。
故郷に戻った吉之助は隆盛と名を変え、しばらくは藩政から遠ざかり、農地を巡っては農民たちの手助けをする毎日を過ごしていた。
糸と熊吉が菊次郎を迎えに大島を訪れたのは、そんな頃であった。
『奥様、どうか奥様ぬお力で、一人前ぬ薩摩ぬ男にしいくりしょり。』
『愛加那さぁ、大切なお子と分かれるのは、さぞおつらかち思いもす。』
島から離れられない愛加那は、息子を養母となる糸に託すしかない。
糸は糸で、自分の方が順序が後だという引け目がある。
この時菊次郎はまだ九歳。
二人の母がどんな気持ちだったのか、分かるはずもなかった。
長年の借金を返済した隆盛は、賃家を出て近くの武村へと居を移した。
そして、信吾が清という嫁をもらって西郷家は再び大所帯になっていた。
『菊次郎さぁ、今日からここがあなたの家ですよ。』
『ほあ、寅太郎、兄さぁち呼んでみ』
小兵衛につつかれた寅太郎の方も、恥ずかしそうにうつむいたままだが、その後は子供同士、次第に打ち解けていった。
そして家に帰ってきた隆盛と対面した菊次郎は、ぽかんとした。
愛加那から立派な武士だと聞かされていたが、ドロで汚れた着物を着た父は、まるで農民の様だ。
その夜は、菊次郎を囲んで、ささやかな祝宴が設けられた。
そして次の日からは、一人前の薩摩武士になるため、郷中の稚児や二才に交じって剣術や相撲、読み書きなどを学ぶ事になった。
ある日、一蔵に代わって久光付きとなった海江田武次が隆盛の元に息せき切ってやってきた。
久光がすぐに来いと言うのだ。
そして、久光が暮らす磯の御殿に隆盛は出向いた。
『西郷、お前はかつて、わしに薩摩の忠義と底力を天下に示ち言うたな。そいが薩摩の為になるち。』
ところが版籍奉還により新たに『知藩事』となった藩主は支配力を失い、戦功をあげた下級士族が台頭してきた。
『西郷、お前が責任を持って、この事態を収めろ!・・・こいが、お前たちが望むご一新か?』
それは隆盛の心にひどく刺さった。
一方、東京の新政府では、日夜激論を戦わせていた。
皆、それぞれに考えや主張があり、話はまとまらない。
『たとえ、不満の声が聞こえてきても、今ここで手を緩めるわけにはいかんのです。』
『・・・手痛いしっぺ返しを食ろうて、ほえ面をかいても知らんぞ、大久保君。』
このあと、この木戸の言葉が、日本各地で形となって現れる事になるのである。
新政府が財政難に見舞われる中、版籍奉還によって各藩の財政も致命的に悪化した。
そして徳川幕府時代より苦しい生活を余儀なくされた民衆の怒りが爆発し、各地で暴動や一揆が頻発していったのである。
隆盛の思い
明治三(1870)年、夏。
半次郎のいとこ・別府晋介と、横山安武ら若い侍たちが、西郷家に隆盛を訪ねてきた。
新政府に批判的な横山が、東京に出て侍たちの憤りと民衆の苦しみを訴えるというのだ。
東京に一緒に行って欲しいという横山に、一蔵が新しい国を作っているのにそれは出来ないと隆盛は断った。
そして、そのまま山の様に動かなかった。
民のために死を恐れず戦う男だと母の愛加那から聞かされていた菊次郎は、少し失望した。
しかし、菊次郎は後になって隆盛の思いを知る事になる。
父は、血気にはやる気を出さないために自ら動かず、若い侍たちの命を守る事が自分の役目だと考えていたのだ。
しかし、建白書を持って一人で東京へ向かった横山は、集議院の門前で腹を切って諌死する。
その死は隆盛に深い悔恨と悲しみを与え、薩摩の士族たちに大きな警鐘を鳴らす出来事となった。
それからしばらくして、兵制の視察の為に渡欧していた信吾が帰国した。
信吾は名を従道と名乗るようになり、軍政を司る兵部権野大丞に任じられたという。
『兄さぁ、おいと一緒に東京へ来てくいやい。』
この国は今、新政府に対する民の不満が爆発寸前だ。
隆盛の力が必要だと。
『おいは戦はもう、見たくなか。じゃっどん、戦わずして勝つほどの強か軍がなくてはならんのじゃ!』
しかし、力を貸してくれと懇願する従道。
一晩中考えた末に、隆盛は家族に言った。
隆盛の東京行きに真っ先に反対したのは糸だった。
そんな東京行きを反対する糸に突然、菊次郎が立ち上がった。
『東京へ行ってくいやんせ、父上!』
菊次郎が初めて父上と呼んだ。
『おいも、いつか父上の様になりたか。民の為に働きとうございもす。母上、父上の東京行き、許してたもんせ。』
すっかり板についた薩摩弁で話す菊次郎は、隆盛の事を少しだけ理解出来た気がしたのだった。
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