2018年大河ドラマ【西郷どん(せごどん)】のあらすじ(ネタバレ)です!
では、第19話のあらすじ(ネタバレ)いってみよ~!
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目次
【西郷どん(せごどん)】第19話あらすじ(ネタバレ)!
吉之助が大島に来てから数ヶ月が過ぎた。
島の生活にも少しずつなじんできた吉之助は、サトウキビの借り入れを手伝おうと畑にやってきた。
とぅまに手を貸し、重いサトウキビの束を肩に担ぐと、薩摩から届いた米を全部炊いてくれと言う。
白い米の握り飯など食べたこともない子供やヤンチュたちは、夢のようなごちそうに大喜びした。
貧しい島の暮らしを知り、吉之助はじっとしていられなかった。
しかし、佐民からは、志はありがたいが、何もしないで欲しいと言われた。
それは、子供達に下手に夢を見せるのはやめてほしいという事だった。
『わきゃ(われら)と菊池様は違うのです。菊池様はいずれ、くん(この)島を去られます。』
吉之助は、言葉が出なかった。
島民たちの暴動
薩摩から手紙が来ると、吉之助は決まっておかしくなる。
『・・・また、つらくなった?』
今回の手紙を読み終わった吉之助に、とぅまが聞いた。
文は正助からで、砂糖の圧縮機を動かす木の歯車を鉄で作ってもらえないか聞いていたが、斉興が亡くなり、それどころではないという。
海の向こうに思いを馳せる吉之助の横顔が遠く感じられて、とぅまは寂しくなった。
そんな吉之助は、毎日サトウキビ畑で刈り入れの作業を手伝った。
畑仕事が終われば、離れ家にヤンチュの子供たちを集めて文字を教える。
そんなある日、シマンチュたちが代官の田中たちに連行された。
藩に納めるべき砂糖を隠し持ち、私腹を肥やそうとしたというのだ。
不作続きで、隠す砂糖などあるはずがない。
あれは代官の嘘で、島人を脅し、年貢を搾り取るための見せしめなのだ。
その夕刻、佐民が同じように家の土間に砂糖を隠していたという理由で富堅と共に連れていかれた。
それを聞いた吉之助は代官所に向かおうとするが、木場に、島で騒ぎを起こさないよう、正助から頼まれているので、じっとしていて欲しいと言われた。
しばらくするとタケが駆け込んできた。
『菊池しぇんしぇい、大変じゃ・・・とぅまが!』
泣き寝入りはしないと、数十人の村人たちを引き連れ、代官所に押しかけたというのである。
吉之助が代官所に駆けつけると、とぅまを先頭に、鎌やくわなどを手にした人々が門前で門番や役人たちとにらみ合っていた。
吉之助はとぅまを止めたが、とぅま達は、構わず門を破ってなだれ込んでいった。
吉之助も一直線に中へ向かって行った。
代官所に押し入ったとぅまは、佐民に会わせてやると田中に言われ、一人で牢屋についていった。
牢の中には無残に痛めつけられ、縄をかけられた佐民と富堅が転がっている。
『わしのアンゴにならんか。もっとよか暮らしがでくっど。あん二人も牢から出してやる。』
田中にそう言われたとぅまはかんざしを髪から引き抜き、自分の喉に当てた。
『やーぬ(お前)のアンゴになるんだったら、死ぬ!』
そこへ吉之助がとぅまをかばうように立ちはだかった。
『田中様、弱か民たちを苦しめるのは、やめてくいやんせ。』
『わしは藩命により、ここにおる!わしに刃向かうのは、薩摩に刃向かうのと同じち言うちょっどが!』
『じゃったら、薩摩の名をおとしめるようなこつをすんな!』
吉之助の怒声がとどろき、一同は静まり返った。
民が苦しんでいたら、それを助けるのが薩摩の役人の仕事だという吉之助の言葉に木場や役人たちは、耳を傾けていた。
しかし、田中は聞く耳を持とうとしない。
吉之助は、田中を相手にせず、牢屋の鍵をたたき壊し、佐民と富堅を出した。
『そげなこつをしたら、二度と島から出られんど!』
『すまんこっでごわす。おいは、こうしか生きられもはん。薩摩には、なんとでんご報告してくいやんせ。』
吉之助への想い
しかし、薩摩にはこの一件が知らされる事はなかった。
木場が田中に、菊池源吾が何者なのかを書かれた文を見せ、田中は驚いて口をつぐんだからである。
あの流人は、私たちが思っているような悪人ではないのかもしれない・・・・シマンチュたちの吉之助を見る目ががらりと変わった。
とぅまもユタに聞いた。
『ユタ神様・・・あんヤマトンチュが海の向こうからやってくる私の夫だりょかい?』
すると、ユタはお前には見えているんだろう。という返事が返ってきた。
とぅまは目を閉じた。
『あん人に寄り添っている私が見えます。』
けれどその先は、吉之助の姿なく、とぅま一人でここに立っている姿が見える。
そして、とぅまは離れ家に向かった。
『私ば、アンゴにしてくりしょり』
吉之助は驚いた。
『私は、なん(あなた)が好きだ。』
とぅまは吉之助を見つめ、着物の前を開いた。
美しい裸体が吉之助の目に飛び込んでくる。
『おはんがおいを生き返らせてくれた・・・そげなおなごを、アンゴになどできん。おいの妻になってくいやんせ。』
アンゴではなく、妻に・・・
嬉しそうに飛びついてきたとぅまを、吉之助も抱き寄せた。
こうして二人は祝言を挙げた。
『旦那様、私に名をつけてくりしょり。』
島の女は嫁に行くと名前が代わり、名の下に『加那(かな)』をつけて呼ぶをいう。
『・・・愛・・・愛はどうじゃ。おいの気持ちじゃ。』
『愛加那(あいかな)!あげー、よい名っちば!』
とぅまは喜び、旦那様の本当の名前も教えてほしいと願った。
『西郷吉之助じゃ。じゃっどん、そん名は捨てた。』
菊池源吾として、この島で愛加那と生きていく。
そんな吉之助の言葉が愛加那の目に涙をあふれさせる。
けれど、幸せになればなるほど、未来を知る愛加那の心は切なくなってしまうのだった。
【西郷どん】20話(5/27)あらすじ(ネタバレ)! に続く!
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