2018年大河ドラマ【西郷どん(せごどん)】のあらすじ(ネタバレ)です!
では、第26話のあらすじ(ネタバレ)いってみよ~!
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目次
【西郷どん(せごどん)】第26話あらすじ(ネタバレ)!
先の大島を加えると約四年半もの島暮らしを終え、吉之助は薩摩に戻ってきた。
久光と一蔵は京に上がっていたが、藩主・茂久に会う為、吉之助は身なりを整えてすぐに登城した。
そして茂久から、すぐ京へ行くよう命が下った。
吉之助を薩摩にとどめておけという父・久光の厳命に背き、一蔵の要請を受け入れたのである。
吉之助の遠島処分に伴い、西郷家は知行地と家財を没収され、一家は隣町の小さな借家に引っ越していた。
祖母のきみは他界していたが、吉二郎はよく家を守り、妹たちは嫁に行き、十八になった末弟の小兵衛は役目をもらったという。
そして、熊吉も元気そうだ。
『みんなが、こげん元気で生きちょっとが何よりじゃ。』
そこへ、大山たちが『帰還祝いじゃ!』と酒を抱えてやって来た。
吉之助が島にいる間に世の状況も変わっていた。
薩摩藩では、イギリスとの戦のあと、久光の側近中の側近だった中山らが免職された。
また、帝を京から連れ出そうとした長州を薩摩と会津が追い払った。
三条実美ら七人の公家も京を追われた、いわゆる『八十八日の政変』である。
それ以来、長州は薩摩を憎んでいるという。
京が荒れていると聞いた吉之助だったが、自分の天命に従い、民が飢える事のない国にする為、一意専心に働くのみだと思っていた。
『・・・・殿、見守ってたもんせ』
斉彬から可視された短刀と『Cangoxina』の紙片に誓うのだった。
島から帰ってわずか五日後、吉之助は新八を連れて京へと出立した。
向こうから両手に食べ物を抱えて小走りに橋を渡ってくるおなごがいる。
『糸どん!』
『吉之助さぁ!』
びっくりして目を丸くした糸だったが、すぐに懐かしい笑顔をみせた。
嫁ぎ先の海老原の家は被害もなく、家族は皆、息災だという。
『おいが力になれるこっがあったら、なんでも言うてくいやい』
そう言って吉之助は、再び京に向けて歩き出す。
糸が振り返って吉之助の背中をじっと見送っていた事には気づきもしなかった。
京の都では・・・
京に到着すると、吉之助たちは鍵屋に向かった。
お虎は大喜びしたが、薩摩藩御用宿と看板を出しているために、宿は閑古鳥が鳴いている。
夜中に打ち壊されたり、火をつけられたりするところもあるらしく、薩摩は思った以上に厳しい状況にあるようだ。
吉之助たちは、一蔵に会うため、繁の家に足を運んだ。
そこで一蔵は、宴席の中で畳を持ち上げ、頭上でくるくる回すという芸を披露して拍手喝采をあびていた。
客が帰ったあと、一蔵はぐったりしていた。
『・・・・情けなか姿を見られてしもた』
そんな一蔵を励ましていると、『ごめんやす』と芸妓が薬湯を運んできた。
『おはんは確か・・・・おゆうさぁ、じゃったな』
『いやぁ、覚えてくれてはったんどすな。おおきに。』
一蔵とおゆうの間に、どこか親密そうな空気を感じるのは気のせいだろうか。
おゆうが出ていくと、一蔵は改まって言った。
『吉之助さぁ、おはんを京に呼んだんは、おはんにしかできんこつを頼むためじゃ。』
皇族の中川宮、将軍後見職の慶喜、諸大名からは越前の松平春嶽、会津の松平容保、宇和島の伊達宗城、土佐の山内容堂、そして久光が参預として朝廷に召し出された。
朝廷と幕府、雄藩が力をあわせた新しい政を行うという。
斉彬以来の念願が叶ったのだ。
しかしその会議で、久光と慶喜が激しく対立した。
意見をコロコロ変える慶喜に、久光はイギリスとの戦で力を思い知ったこともあり、真剣に訴えた。
『異国を悔ってはなりませぬ!』
『芋が焼き芋にならんでよかった。』
と、二言目には『この芋め!』と久光をコケにする慶喜だった。
怒り心頭する久光を春嶽らが懸命に抑える。
喧嘩ばかりで、一向にまともな話し合いにならない。
おかげで、土佐の後藤象二郎、越前の中根雪江など、供回りの者たちは皆、頭を抱えている。
おまけに久光は、目に涙をため、やってられん、薩摩に帰る!と言い出す始末だ。
一蔵はため息をついた。
薩摩は芋と、ののしられたうえ、幕府とは対立。
長州からは薩賊と言いふらされ、このままでは日本の中で孤立してしまう。
そんな薩摩でも、吉之助の評判だけはとんでもなく大きくなっている。
あの斉彬が認めた男。日本の為、熱い心を抱いて島に流された英雄。。。。
一蔵は、吉之助の手を取って涙をにじませ、救ってくれと頼んだ。
吉之助と慶喜
翌日、吉之助は久光に目通りする事になった。
『国父様、こたびのご赦免、まっこて・・・・』
『おいは一橋も好かんが、わいはもっと好かん!下がれ!』
吉之助が一礼して下がると、一蔵がもう一度慶喜と会って欲しいと久光に懇願した。
『お前、その為にあの男を呼び寄せたんじゃろう。』
吉之助は、慶喜が居宅とする若州(若狭)屋敷を訪ねたが、そんな者はおらぬと門前払いされてしまった。
もしや忘れられたのだろうか・・・と吉之助が首をひねりながら鍵屋に戻ると、吉之助に客が来てるという。
『西郷様!お懐かしか。』
『ふきどん!』
ふきは、下女を従え高貴な奥方のように着飾っている。
聞けば、慶喜に身請けされて側女になったという。
『手前勝手な人で申し訳ありません、何がなんでもすぐ会いたいと。』
吉之助が急いで繁の家に駆けつけると、待っていたのはあの姿の『ヒー様』だった。
『変わらねぇな、牛男!』
それから吉之助と2人きりになると、慶喜は顔を曇らせて言った。
『都は荒れ放題だ。俺の屋敷も見張られておる。』
誰が敵で誰が味方なのかすら分からない、と嘆く。
吉之助が薩摩は、ヒー様の味方だと言っても、慶喜は芋の話は聞きたくないと言う。
すると吉之助は、また逃げようとされるのか?と言った。
あれほどまでに憎んだ井伊直弼は、本当は幕府をよく守り抜いていたんじゃないかと慶喜が吉之助に言った。
『一橋様、それは違います。』
ならばなぜ、橋本左内はじめ、日本を憂う多くの者たちが無念のうちに散っていったのか。
幕府が守るのは幕府ではなく民でございます。民の暮らしを守る事を考えて欲しいと吉之助は訴えた。
そして、今こそ手を取り合って天下に号令をかけられるのは、将軍後見職の一橋慶喜様だけだと吉之助が言った。
『・・・・西郷。なんだか似てきやがったな、斉彬殿に。』
そして慶喜は、根負けして久光に会う事を了承した。
ところが久光は、これを退けた。
慶喜とは何を話しても無駄だと言い、吉之助には形だけの褒め言葉と軍賦役兼諸藩応接係という役目を与え、一蔵を連れて薩摩に帰ってしまった。
吉之助は、慶喜に平身低頭し、詫びた。
しかし、慶喜は激高するどころか、笑みを浮かべ久光に謝りたいと言った。
薩摩には、これからも幕府とともに働いてもらわねばならぬ。
そして、慶喜は吉之助に近づいた。
『当家の平岡が、何者かに殺された。』
駕籠に乗って屋敷から出たところを、数人の浪人に取り囲まれ、慶喜の身代わりとなった事は吉之助も聞いていた。
『このようなときだからこそ、心と心で付き合いたい強き者がおる。西郷、お前の熱い心を俺にくれ。』
吉之助が深々と頭を下げたその瞬間、慶喜の顔から笑みが消え、氷のような冷たい表情が浮かんだ。
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