2018年大河ドラマ【西郷どん(せごどん)】のあらすじ(ネタバレ)です!
では、第24話のあらすじ(ネタバレ)いってみよ~!
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目次
【西郷どん(せごどん)】第24話あらすじ(ネタバレ)!
吉之助は徳之島へ、新八は鬼界島へ流罪となった。
今度は罪人として送られたので、扶持などは一切与えられない。
食べ物も何もかも自分で手に入れなければならず、吉之助は畑でくわをふるった。
海の向こうに、くっきりと緑の島影が見える。
『あいは、大島じゃなかか。』
思い出されるのは、愛加那と菊次郎のことだ。
すると、旦那様~!という声がどこからともなく吉之助の耳に届いた。
空耳かと思い振り返った吉之助の前に赤子を抱いた愛加那と、菊次郎をおぶった富堅の姿があった。
『愛加那・・・ないごて』
『来るなち言われても、お叱りを受けても、どうしても・・・くん子に会って欲しかったどぅ。』
『おお・・・おなごか。なんと可愛いらしか子じゃ。』
吉之助は、妻と子供達をしっかりと胸に抱きしめた。
粗末な庵の板の間に敷いた布団で子供たちはすやすやと寝ている。
吉之助は、その顔を見ながら娘を『菊草(きくそう)』と名付けた。
吉之助が徳之島に流されたと聞いた愛加那は、泳いででも会いに行くと、きかなかった。
それを反対する佐民に、自分もついていくから。と説得してくれたのは、兄の富堅だった。
朝廷より京での働きを認められた久光は、公家の大原重徳に随従して江戸へと乗り込み、ついに大原が将軍・徳川家茂に会う機会を得た。
井伊直弼が亡くなり、力が弱まってきた幕府は久光の武力を背景にした朝廷の発言を無視出来なかった。
その結果、『安政の大獄』以来、政界から追放されていた一橋慶喜が将軍後見職に、松平春嶽が政事総裁職に任命された。
そうして数日後、久光は慶喜と春嶽に面会した。
『これからは兄上に変わり、お二方と共に手を取り合って、日本を異国に負けん強い国にしていきたいと願っております。』
手をつく久光に対し、慶喜以外は誇らしげにうなづいた。
そして、たまりかねた様に慶喜が言った。
『島津殿!そのお言葉は亡き兄上の猿まねか?軽々しく日本などと口にするな!』
無位無官の薩摩の隠居の事など江戸では誰もしらないと、容赦なく久光をこき下ろした。
『兄上の斉彬は先見の明がある切れ者だった。そなたは似ても似つかぬただの芋じゃねえか!俺と腹を割って話したければ、西郷を連れて参れ!』
吉之助が死んだというのは、嘘だと見抜いていた慶喜だった。
しかし、この事でいっそう久光の吉之助への憎しみは増すばかりになってしまった。
愛加那との別れ
そうとは知らず、吉之助は家族水入らずの穏やかな時を過ごしていたが、その幸せな日々は突然終わりを告げた。
『西郷吉之助、徳之島への遠島を改め、沖永良部島への遠島を申し付ける』
吉之助を代官所へ連行していく役人の前に愛加那が立ちはだかる。
『なんで、こん人や、また沖永良部島ち流されんばいかんのかい!』
吉之助は、そんな愛加那を諭すように言った。
『おいは、どこに流されてても必ず帰ってくる。愛加那、あいがとな。夢のように楽しか5日間じゃった。』
吉之助は優しく微笑み、富堅にも礼を言うと、役人達と去って行った。
愛加那は崩れるように、その場に座りこんでしまった。
久光が命じた罰は、島に流すだけでなく、さらに牢に入れるという、きわめて異例の厳しいものだった。
沖永良部島で吉之助を待っていたのは、代官の黒葛原源助(つづらばら げんすけ)と横目付の土持政照(つちもち まさてる)だ。
吉之助は、四畳ほどで壁も雨戸もなく、格子で仕切られた牢へ入れられた。
南国の強い日差しに照らされ、汗だくになっている吉之助のもとへ、土持が数人の島民を連れてやって来た。
土持は、島で生まれたが薩摩で学び、役人としてここに戻ってきたという。
『まさか、生身の西郷先生にお会いできるち、夢のようでございもす。』
そして母親の鶴は、息子から薩摩には西郷吉之助という偉い人がいると聞かされていた。と言った。
そういった事もあり、島民たちが芋や魚など心尽くしの食べ物を吉之助の前に置いた。
吉之助は、これはみんなの大事な食べ物だと言って固辞したが、島民たちは引き取らなかった。
『うまかぁ、こいで飢えんで済みもす。いつ薩摩に呼び戻されても恥ずかしくなか働きが出来もす。』
それを聞いた土持と島民たちは、なぜか表情を曇らせた。
川口雪篷との出会い
翌日、土持が牢へ駆けてきた。
そして、懐から二通の文を出す。
吉之助に文を渡そうとした時、横から手が伸びて、文をさっと奪い取る人物がいた。
見ると、釣り竿を持ち、腰にひょうたんをぶら下げた男は、川口雪篷(かわぐち せっぽう)と名乗り、自分も吉之助と同じく薩摩から流された罪人だという。
雪篷は勝手に文を広げた。
『ふむ・・なんと、海江田と大山っちゅう男がくだくだと面倒くさかこつを書いちょ。』
それは、寺田屋の一件以来、一蔵は久光の第一の側近として出世街道を駆け上がっていて、変わり身の早い男だ。と一蔵に相当立腹している様子が見て取れた。
海江田と大山は、それぞれ吉之助に早く帰ってきて欲しいという事も書いているが、一蔵が何を考えているのか解らん。という思いも同時に書かれていた。
『人は裏切るもんじゃ。』
そう言う雪篷に吉之助は言い返した。
『おいは、友を信じちょ。』
しかし雪篷が言うには、代官所から許されているのは、日に一度わずかな冷えた麦と塩だけだという。
最初から吉之助を殺そうとしている事がわかる。国父様も大久保様も。と言った。
『そげなこつも知らんで、何が友を信じちょっじゃ。』
雪篷は暗い目で笑い、去って行った。
その日から吉之助は島民たちの持ってくる食べ物を断り、何日も何日もじっと座禅を組み続けた。
そして、島を嵐が襲い、ひどく吉之助は衰弱した。
土持が牢から出そうとしたが、島民たちに迷惑がかかると、吉之助は土持を追い返した。
吉之助は、うつろな目を牢の外に転じると、ソテツが見えた。
幸せな徳之島での日々・・・
その時、不意に自分の声が聞こえた。
『・・・守らにゃならんものがまだある。おはんにしか出来んこつが、まだあっとじゃ。・・・・生きろ。』
吉之助は、そのまま気を失ってしまった。
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