2018年大河ドラマ【西郷どん(せごどん)】のあらすじ(ネタバレ)です!
では、第23話のあらすじ(ネタバレ)いってみよ~!
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目次
【西郷どん(せごどん)】第23話あらすじ(ネタバレ)!
西郷吉之助に会いたいと、ある日、久坂や吉村、小河ら雄藩の面々が繁の家で一堂に会した。
しかし、当の吉之助は料理に夢中だ。
有馬と信吾が吉之助に、みんな話を聞きたがっているから集まったんだ。と促した。
『おいたちは、みんな思いは同じじゃなかか?』
この日本を変える!という吉之助に皆、そのとおりだと大きくうなずく。
そうして宴会が始まろうとしていたその時、ふすまがガラっと開き、鬼の形相の一蔵が現れた。
『ないをやっちょっとじゃ。吉之助さぁ・・・』
吉之助の命令違反が久光の逆鱗に触れ、腹を切れとの命が下ったのである。
吉之助は慌てる様子もなく、一蔵には申し訳ない事をしたとわびた。
久光の怒りはすさまじく、どうすることも出来なかったと一蔵は泣きそうな顔で言った。
吉之助が亡き殿の為にしか命を捨てない事も解っている。
一蔵は腰の短刀を抜いて差し出した。
『刺し違えて死んど。』
『・・・・おいは死なん。』
斉彬と死に別れ、月照と入水して生き残り、そして島で生活した中で悟った事がある。
『生きねばならん。人間は生まれてきた以上、成すべきこつがある。そいを果たす為に死んではならん。』
自分は逃げも隠れもせず久光の前に出る。
吉之助の揺るぎない目に一蔵も腹をくくった。
薩摩の仲間たち
吉之助が座敷に戻ると、各藩の面々はすでに去り、有馬と新八と信吾だけが座っていた。
そこへ海江田と大山が飛び込んできた。
『吉之助さぁ、許してくいやんせ!』
海江田がいきなり土下座し、自分のせいで吉之助が切腹させられると泣き出した。
大坂で久光に京の視察報告をした際、吉之助が他藩の志士たちから、いかに崇拝されているか熱弁し、不興を買ってしまったというのだ。
切腹と聞いて、有馬の怒りは一蔵に向けられた。
吉之助が冗談めかして場を収めようとした時、新八の腹がグーとなった。
『新八は昔っから、いつも腹をすかせちょったなぁ。』
吉之助は、うなぎが食べたいと言い出した。
『久しぶりにみんなそろうたとじゃ。行っど!』
そして、吉之助がざぶざぶと川の中に入ってうなぎを取りに行った。
次の瞬間、一蔵がおもむろに川へ入っていった。
『よーし、行っど!』
大山、新八、有馬、信吾も川に入り、皆わぁわぁ言いながらうなぎを探す。
まるで昔に戻ったようだった。
その後、うなぎを丸焼きにして食べた後、一同は宿へ向かった。
鍵屋では、久光の側近の一人、中山尚之助が数人の捕り方を連れて待ち構えていた。
皆に笑顔を見せ、吉之助は捕り方に向かって歩いて行った。
久光の怒り
ついに久光が兵を率いて京へやって来た。
捕縛された吉之助は薩摩藩邸の広間に引き出され、改めて切腹を命じられた。
そばにいた一蔵が必死にとりなそうとするが、久光は取り付く島もない。
吉之助は、ひるむことなく、己の考えを述べた。
これからは国父様自身の目で日本を見つめ、日本を変える策を考えて欲しい。
そのためには、まず国父様が変わらなければならない。
側近の小松帯刀と堀次郎は、感じ取ったようにしっかり聞いていたが、久光は顔を真っ赤にして怒鳴った。
『こん手でたたっ斬ってやっで!』
怒り狂う久光を一蔵が必死に抑えようとする。
そして、側にいた小松帯刀が冷静に言葉を差し込んだ。
『恐れながら国父様、亡き殿はこう申されておりました。』
西郷は主君の目の前に置かれた物差しだ。
使いみちを心得ば、こんなに役に立つ男はいない。
この男を使いこなせるかどうかで、主君の器量が分かる。と。
『国父様なら使いこなせます。必ずお役に立つ日が参ります!』
一蔵が、すかさず言う。
そして、天は再び西郷を生かす事に決めた。
数日後、藩命に背いた罪人として、吉之助に島送りの沙汰が下され、同罪の新八とともに、薩摩へ送還されることになった。
吉之助が京を離れた数日後、久光はかねて島津家と縁の深い近衛家に呼び出された。
なんと、帝(みかど)から浪人取り締まりの勅許が下されたというのである。
『この島津久光、命に代えましても、京の都に平穏を取り戻してご覧にいれまする!』
張り切る久光を見ながら、一蔵は一抹の不安がよぎった。
薩摩の兵を利用して幕府を倒そうと考えていた討幕の志士たちにしてみれば青天のへきれきである。
そして、文久2年4月23日、その事件は起きた。
吉之助と新八は、薩摩のみすぼらしい漁師小屋に監禁されていた。
そこへ、弟の吉二郎と熊吉が、一蔵の文を届けに来た。
そこには、悲痛な文章で『寺田屋騒動』のてんまつが綴られていた。
有馬たちは、寺田屋で決起しようとしていた。
それを知った久光が激怒し、大山ら腕の立つ藩士八人を使者に選び、説得に応じなければ討ち取るよう命じた。
結局、話し合いは決裂し、斬り合いになって多くの犠牲者を出した。
その中の一人が、有馬新七だった。
有馬と一緒にいた信吾は謹慎を言い渡され、西郷の家もただでは済まされないという。
『ないごて、こげんこつに・・・・』
なぜ、同じ薩摩藩士どうしが殺し合うのか。
『ないごて有馬さぁ・・・ないごて死んだ・・・・ないごて・・・』
吉之助は、京の川でうなぎ取りをしたときの皆の顔がまぶたに浮かんでいた。
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