2018年大河ドラマ【西郷どん(せごどん)】のあらすじ(ネタバレ)です!
では、第11話のあらすじ(ネタバレ)いってみよ~!
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目次
【西郷どん(せごどん)】第11話あらすじ(ネタバレ)!
梅雨入り前の晴天の庭に楽しげな篤姫の声が響き渡る。
土俵で見合っているのは、吉之助と斉彬の五男・虎寿丸だ。
『虎寿丸様!西郷をやっつけなさいませ!西郷!手を抜く事は許さぬぞ!』
虎寿丸は六歳。
こんなに楽しそうに生き生きしている篤姫が・・・
ふと斉彬の言葉が脳裏に蘇る。
篤姫が不幸になるはずがない。
斉彬は、阿部とともに輿入れの計画を着々と進めていたが、一方で井伊直弼との対立を深めていった。
新たな幕政体勢を作りたい斉彬と、このまま徳川独裁を継続したい井伊。
また、斉彬が次期将軍に一橋慶喜を推しているのに対し、井伊は血筋として最も正当な、紀州藩主・徳川慶福を推そうとしていた。
まだ九つの慶福が将軍に就けば、みずからがその後見として幕政を意のままに出来るからだ。
そんなある日、斉彬にとって残酷な試練がおとずれた。
虎寿丸が、みまかってしまったのである。
篤姫たちは泣き崩れた。
だが、斉彬はやるべき事が山積みで悲しんでいる暇もなかった。
斉彬は、産業の近代化を目指す、集成館事業を急激に推し進めていた。
若君死去の報は、薩摩にももたらされた。
お由羅は、まだ久光を藩主にしようと諦めていないのか!といった話も出ていた。
そんな頃、正助のいる記録所に久光がやってきた。
文政七(一八二四)年に起きた宝島事件の記録を読みたいという。
本来なら声をかけられる身分ではないが、めったにない機会なので、正助は思い切って声をかけた。
『恐れながら・・・ないごて、今、お調べになっとでございもすか。』
『今後、異国との戦になるやもしれん。少しでも多く知識を蓄えておかにゃならん。』
そう言う久光に、正助は初めて尊敬の念を抱いた。
次期将軍
江戸の薩摩藩邸では、斉彬の招きで内々の会合が開かれていた。
客は、斉彬の朋友である越前福井藩主の松平慶永と、徳川斉昭・慶喜親子である。
そこで慶喜は驚いた。
あの磯田屋にいた、医者だ。
そして、慶喜は医者と吉之助を呼んだ。
吉之助は身を縮める様にして座に加わった。
左内の事を、優秀な男で、信頼に足る使い番だと慶永が自慢する。
しかし、本題はもちろん、次期将軍の事だ。
『ならば篤姫の輿入れは、公方様との間に世継ぎをもうけ、いずれは薩摩が幕府を思い通りにする・・・などというもくろみは、みじんもないという事じゃな?』
斉昭が斉彬に鋭く問いただす。
『めっそうもない事にございます。』
すると、慶永が苦笑を浮かべて言った。
『公方様は、大うつけ。世継ぎはつくれん』
『ならば、なぜ篤姫様を御台所に?!』
吉之助は、思わず大声になった。
跡継ぎは慶喜に・・・そう推挙するよう家定に働きかけるのが篤姫の役目だと知り、吉之助は愕然とした。
『よう分かった。水戸を挙げて尽力いたそう。』
慶永が手に取ろうとした酒を、慶喜がいきなり横から奪い取った。
『黙って聞いておれば、よくもまぁ勝手な事を・・・誰がいつ将軍になりたいなどと申しましたか!』
しかし、斉彬も説得しながら、断固として譲らない。
『一橋様しか、次の公方様は務まりませぬ。』
毒
その夜、斉彬は突然倒れて、床に就いてしまった。
三日間眠っていた間に、吉之助は斉彬の膳から持ち出した料理を左内に調べてもらい、食事に毒が盛られていた事を知った。
『ヒ素は、わずかでは症状が出にくい。恐らく日々の食事に少しずつ盛られていたのでしょう。』
もしや、虎寿丸も・・・?
怒りにまかせて吉之助は、斉興と由羅が隠居暮らしをしている高輪の屋敷に押しかけた。
意外にも、斉興は吉之助を通した。
『何の証拠もなく、こい以上わしらを疑うならば、こちらとて容赦はせん!二度とそん顔を見せんな!』
そう言われた吉之助の行動は斉彬に筒抜けだった。
吉之助が藩邸に戻るなり、激高した斉彬に平手で殴られた。
その斉彬の顔は憔悴し、やつれ果てている。
『お前が気にかける様な事ではない。わしは命など惜しくない。命に代えてもやらねばならぬ事がある。』
この国を変え、強くするという思いを斉彬は伝えた。
『民を救う国を作る。西郷、頼んだぞ。』
『・・・命は、すでにお殿様にお預けしちょいもんで。』
斉彬の覚悟が胸に迫り、吉之助は声を殺してむせび泣いた。
【西郷どん】島津斉彬の息子虎寿丸(とらじゅまる)お由羅に呪われたのか?
【西郷どん】井伊直弼役を佐野史郎が演じる!安政の大獄についても解りやすく紹介!
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