2020年大河ドラマ【麒麟がくる】のあらすじ(ネタバレ)です!
大坂本願寺との戦により、光秀は光熱を出して倒れてしまいます。
昏睡状態からなんとか目覚めた光秀。
しかし信長から、次に大和を任せるのは筒井順慶だと告げられた事により、光秀に再び困りごとが…
では、第40話のあらすじ(ネタバレ)いってみよ~!
目次
【麒麟がくる】40話あらすじ(ネタバレ)松永久秀と古天明平蜘蛛
信長と大坂本願寺との戦いは一年以上も続いていた。
そんな中、織田方として戦っていた松永久秀が、突如逃亡した。
50歳を超えた光秀は、小さな物入れに入った爪を、大事そうに眺めていた。
その爪は、昨年の秋に亡くなった最愛の妻、煕子のものだ。
光秀の館で、駒に薬の事について学んでいたたまは、父の光秀が、最近自分に母の思い出話しをする様子について話していた。
そこへ光秀がやってくると、駒は光秀に、伊呂波太夫から預かった文を渡した。
文にはある人物が神社で待っているので、来て欲しいという内容だった。
神社で待つ人物
神社に向かった光秀は、そこで三条西実澄と会った。
実澄は、帝が光秀と話をしたいとおっしゃっていると言い、そして信長の行く末を案じていると告げた。
どうやら実澄は、光秀が会う人物と先に会っていたようだった。
実澄が去ったあと、光秀はその人物に会う為小屋に入ると、そこで待っていたのは松永久秀だった。
光秀はまず、戦の最中逃げ出した事について松永を問い詰めた。
戦の最中に陣を抜け出す者は死罪と決まっているのだ。
実はふた月前にも、秀吉が柴田勝家と揉めて、戦の最中に陣から抜け出し近江へ帰った事があった。
それを知った信長は、秀吉を切腹させると激怒したが、家臣たちがそれをなだめ、なんとか秀吉は切腹を免れたのだ。
それを知っているはずだと光秀は言ったが、松永は、筒井順慶を大和の新しい守護にした事で、すでに自分の心は、信長から離れてしまっていると告げた。
光秀が説得するも、松永は敵方の本願寺へ寝返るとはっきり言う。
本願寺は、松永に大和を任せると言っている事も寝返る理由のようだ。
光秀は、畿内を任されている自分とも対立する事になると告げるが、松永はそれも承知の上だと言った。
そして松永は、命の次に大事にしている「平蜘蛛」という天下一の茶釜を光秀に差し出した。
天下一の茶釜の平蜘蛛は、もちろん信長も欲しがっているが、意地でも渡したくないと松永は言った。
そんな平蜘蛛を松永は、信頼する光秀に託すと告げた。
しかし光秀は、懸命に説得する。
松永は、もし光秀に討たれる事があっても、この平蜘蛛は自分自身だ。これは光秀の手の中で生き続けると言った。
二人は涙を流しながら訴えたが、互いの思いが重なる事はなかった。
松永城と共に焼ける
松永久秀は、その年の秋に反信長勢力の戦に加わり、大和の信貴山城に立てこもった。
信長軍は、嫡男・信忠を総大将とした大軍を大和に送り込んだ。
佐久間信盛と光秀は、松永について話していた。
「信長様は、我らがこの戦に勝ち、松永が命乞いをしてきたら許してやってもよい。ただし茶道具全てを無傷で引き渡す事が条件だと言っている。」
と佐久間信盛は言った。
信長は、平蜘蛛の釜は必ずよこす事。さもなければ磔で殺せと言っているようだ。
それを聞いた光秀は、無言で考えていた。
信貴山城で立てこもっていた松永は、織田軍からの猛攻撃を受け、落城した。
そして松永は、自分が集めた銘器の数々と、城と共に焼滅したのだった。
信長への裏切り
光秀は帰蝶に呼ばれ、久しぶりに二人は会った。
信長は違う部屋で泣いているという。
松永の死を悲しんでいるのか、銘器が焼けてしまった事を嘆いているのか解らないと帰蝶は言った。
そして自分はそろそろ美濃に戻り、鷺山でゆっくり暮らしていこうと思っていると言った。
そこへ信長が
「松永の茶道具を無傷で持ち帰れと言っていたのにこのざまじゃ。」
と、佐久間信盛を責める言葉を口走りながら入ってきた。
そして信長は、
「帰蝶が美濃の鷺山へ行けば、これから誰に相談すればよいのか問うたら、十兵衛に相談すればよいとそっけない返事じゃ。」
と光秀に言った。
「弱りましたな」
と言う光秀に
「わしがか?そなたがか?」
と信長は意味ありげに言う。
すると光秀は、
「殿も私も」
と答えたのだった。
そして信長は、本題を話し始めた。
松永の平蜘蛛は、焼跡の城から破片も見つからなかったが、誰に預けたのか光秀が聞いていないかと問いかける。
そして信長は、松永が誰と会っていたか間者を使っていたと言い、その間者から
「松永の親しい者たちが伊呂波太夫の小屋に入り、松永と密会していたと聞いている。その中にそなたがいたようだが。」
と言った。
光秀は、寝返らないように説得していたと言ったが、平蜘蛛の事は言わなかった。
すると信長は、帰蝶も自分から離れようとしている。帝も喜ばれると思って蘭奢待を差し上げたのに・・・
なぜ、皆自分に背を向けるのか?と光秀に訴えた。
そして信長は本題を変え、光秀の娘、たまの嫁ぎ先が決まったと言った。
細川藤孝の息子である忠興に嫁がせるというのだ。
そして十兵衛が去ったあと、信長は
「十兵衛が、このわしに嘘をつきおった・・・」
と怒りをにじませながら、つぶやいた。
そして秀吉を呼び、
「そちの調べに間違いはないか?」
と信長が聞くと、秀吉は
「この秀吉に、ぬかりはありません。」
と答えた。
平蜘蛛は光秀の手に
坂本城に戻った光秀のもとに、伊呂波太夫がやってきた。
松永の平蜘蛛を持ってきたのだ。
信長に平蜘蛛の行方を問われたが、言えなかった。
言えば、これが信長の手におち自分は楽になるが、なぜか言えなかった。
光秀はそう言ったあと、はっと気づいたように
「そうか、これは罠だ。松永久秀の罠だ」
と狂ったように笑いながら言った。
すると伊呂波太夫は、これほどの銘器を持つ者は、そななりの覚悟がいると松永が言っていたと言った。
更に
「誇りを失わぬよう、志高き心美しき・・・わしはその覚悟を、どこかに置き忘れてしまった。と十兵衛に申し伝えてくれ」
と、頼まれた事も明かした。
すると光秀は、明日、丹波の戦のあと帝に会うと言った。
そして
「今の世を…信長様を…帝がどう思いになるか。それをお尋ねしたい」
と言い、平蜘蛛を手に取って眺めた。
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