2020年大河ドラマ【麒麟がくる】のあらすじ(ネタバレ)です!
人や命を簡単に扱う信長に、光秀は怒りを抑えきれませんでした。
光秀は、その思いを信長に伝えると、代わりに丹波の攻略を任せられるのでした。
では、第39話のあらすじ(ネタバレ)いってみよ~!
目次
【麒麟がくる】39話あらすじ(ネタバレ)
天正三年、長篠・設楽原の戦いで、武田軍に勝利した信長は、越前の一向一揆を制圧した。
そして朝廷は信長に対し、武士としては異例とも言える「権大納言右大将」という高い官職に任命された。
その後信長は、武田勝頼が東美濃に侵入してきたという一報が入り、帝に任官の挨拶もしないまま京を発ち、岐阜に戻ったのだった。
三条西実澄は、そんな信長に苦言を呈する為、岐阜へ向かった。
帝を疎かにする態度が気になった事を実澄が伝えると、信長は武田勝頼が攻め込んできたからだと説明した。
更に今後は、京での仕儀は信忠が務めると言った。
信長は、自分が帝へ贈った蘭奢待を、毛利に譲った事を知っていた。
それにより帝への信頼がゆらいだ事を実澄に伝えた。
その後、信長は信忠に家督を譲り、岐阜城を出た。
そして近江の安土に新たな城を築き始めたのである。
本願寺との戦
天正四年、大坂本願寺が信長に対し、三度目の兵を挙げた。
信長は、荒木村重、細川藤孝、光秀らを参戦させた。
大和の守護・原田直政は、本願寺の近くの天王寺砦にて襲撃され、討ち死にした。
そんな状況の中、光秀らは天王寺砦にて苦戦を強いられ、四日間籠城を続けた。
しかし、なかなか進展しない状況を見て光秀らは、他の砦の兵たちと一気に攻め込む計画を立てた。
するとそこへ信長がやってきた。
信長は、とても戦に参戦するような格好ではなく、甲冑もつけていない湯帷子の姿だった。
そして負傷した兵たちに何を手間取っている!早く戦に参戦しろ。と激しく叱咤し始めた。
光秀は、必ず勝てると言い張る狂ったような信長の姿に驚き、止めに入ったが、信長はそれを振り払い、自ら鉄砲を取って外へ出た。
外では、敵がこちらめがけて発砲している。
そんな中へ信長は出て行った。
すると敵の撃った弾が信長の足に当たった。
光秀は、信長を必死で連れ戻し、その場から救い出した。
光秀倒れる
その後、光秀は光熱を出し昏睡状態に陥った。
腕の怪我と疲労が原因だ。
早速光秀は、京の館に運び込まれた。
煕子は光秀の姿に驚き、無我夢中で東庵の家へ向かった。
光秀を診た東庵は、今は出来るだけの事はした。あとは神仏の加護を願うしかないと言った。
そこへ長女のきしが、父の病状を聞いて嫁ぎ先から戻ってきた。
煕子は、たまときしに光秀の付き添いを頼むと、その足で神社へ向かった。
そして雨の中、必死で祈った煕子の願いが通じ、光秀は数日後、昏睡状態から目覚めた。
またその数日後に、信長が秀吉を連れて光秀の館へやってきた。
かなり回復した光秀は、二人を迎えた。
信長は光秀に、本願寺を叩く方法が解ったと説明し始めた。
今、本願寺に毛利の水軍が、船で兵糧や玉薬を運び込んでいる。
そこで、信長が育てた九鬼水軍を使って水路を断ち、毛利の船を追い払えば、本願寺は干し上がるだろうという話だ。
その作戦には光秀も賛成した。
そして信長は、原田直政が討ち死にした事により、次の大和の守護は筒井順慶にすると言い出した。
すると光秀は、長年大和を治めてきた松永久秀の事を思うと、その人選には賛同出来かねると言った。
大和の領地は長年、松永久秀が治めてきた。
その松永と対立している筒井順慶に肩入れする事によって、戦に発展しかねないからだ。
信長と光秀が対立しそうな空気になった時、たまが茶と菓子を運んできた。
すると信長はたまに、良い嫁ぎ先を探してやると言い出した。
それに、今築いている安土城を、たまに見せてやると言った。
しかし筒井順慶を大和の守護につかせる気は変わらないようで、光秀に
「大和の話は、やはり筒井に任せる。よいな。」
と言い残し、信長は帰って行った。
秀吉は、信長が自ら足を運ぶのはよほどの事だと言い、信長のあとを追った。
煕子の最期
徳川家康は、武田信玄の子・勝頼の動きに目を光らせていた。
そして、妻・築山殿と織田信長の最近の動きについて話していた。
そこへ菊丸がやってきた。
菊丸は家康に、大和の城に入った筒井順慶の事で、松永久秀の動きが気になると報告した。
そして家康は、信長が今、自分をどう見ているのか?と菊丸に問うた。
すると菊丸は、
「正直に申しますと、今、新たに築かれる安土の城の事で頭がいっぱいで、三河の事などお忘れではないかと…」
と返答した。
そして、今信頼すべきは光秀ではないかと菊丸は言った。
京では、光秀の病と入れ替わるように、煕子が胸の病に伏せていた。
幼い嫡男の十五郎が、煕子に薬を手渡した。
庭では伊呂波太夫の一座が、煕子の病を退散させるための踊りを舞っていた。
その日の煕子の顔色はとても良い様子に見えた。
その夜、光秀と煕子は月を見ていた。
すると光秀は、
「部屋を片付けていると、こんなものが出てきた。」
と言って、煕子に差し出した。
それは以前、煕子からもらった温石だった。
すると煕子は、越前での暮らし、そして坂本城へ連れて行ってもらった事など、光秀と夫婦になってからの日々を嬉しそうに話し出した。
あといくつ戦をしのげば、穏やかな世が来るのか・・・
そういって煕子は光秀の腕の中で眠った。
そして、天正四年 秋 煕子はその生涯の幕を閉じた。
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