2020年大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公は明智光秀。
その明智光秀の母は、『牧(まき)』、または『於牧(おまき)の方』と言います。
出生や光秀との暮らしなど、詳しい事は解っていません。
ただ、織田信長が関係した悲しい死を遂げた女性。という話が有名ですね。
早くに父を亡くした光秀を、強い男に育てた母。
そんな強い母・牧(まき)を『麒麟がくる』で演じるのは、歌手の石川さゆりさんです。
詳しい資料も残っていない光秀の母ですが、どんな母として描かれていくのか楽しみです。
目次
明智光秀の母役を【麒麟がくる】で 石川さゆりが演じる!
画像引用元:https://www.talent-databank.co.jp/search/t2000000763
今回の大河ドラマ『麒麟がくる』で、明智光秀の母・明智牧(お牧の方)役を演じるのは、歌手の石川さゆりさんです。
石川さゆりさんの本名は、石川絹代(いしかわ きぬよ)さん。
小百合さんも良いですけど、絹代さんでも演歌っぽくて良いと思うんですけどねー!
そんな石川小百合さんは、熊本県出身。
1958年1月30日生まれで、現在61歳です。
大河ドラマは、2006年に放送された『功名が辻』で、京都天竺屋の侍女の『せつ』役で登場したのが初出演で、今回の『麒麟がくる』は2回目の出演となります。
さて、石川小百合さんが演じる光秀の母・牧(まき)ですが、
光秀が幼少時に死んだ父の代わりに「武士としての心構え」を諭す厳しくも心優しき母。
といった役柄。
実際の牧についての資料は、ほとんどなく、どんな母だったのかは謎です。
池端俊策さんの脚本ですが、見た目も美しくて輝いている石川小百合さんの魅力を引き出した母役として、ストーリーも考えられているんだろうなぁ・・と思ったりします。
『厳しくも心優しき母』がとっても似合っている気がします。
石川小百合さんって、色気と優しさを兼ね備えた女性ですからね。
う~ん。。。こんな母・・羨ましいなぁ。。(*´ω`*)
光秀の母 於牧の方(お牧の方)『牧(まき)』とは?
明智光秀の母・『於牧(おまき)の方』については、詳しく解っていません。
それに、母ではなく叔母だ。という説もあるくらいですから、存在すらあやふやな状態です。
そんな於牧の方のエピソードとして有名なのが、その最期(死)についてです。
それは、丹波国の波多野秀治ら三兄弟を攻め入る際に起こった出来事です。
織田信長に反旗を翻した波多野三兄弟が拠る八上城(兵庫県多紀郡篠山町)を、明智光秀らが包囲し、攻め込もうとしていました。
そこで明智光秀は波多野三兄弟側に、そちらの命の保証をする証明として、自分の母である於牧の方を人質として差し、和議を申し入れます。
信用した波多野側が、明智光秀の主である織田信長に、和議成立の挨拶に赴きます。
しかし、そこで織田信長は、約束を守らず滋恩寺町で三兄弟を磔に処したのです。
そうなると、城に残った波多野の家臣たちの怒りが爆発するのは当然の事。
そして家臣たちは、人質となっていた光秀の母・於牧の方を楼上にて磔にし、処刑したのです。
於牧の方は、報復の為の犠牲者という事になります。
明智光秀が『本能寺の変』と呼ばれる襲撃事件の理由の1つとして、この『於牧の方』の報復の為の死が関係しているとも言われていますよね。
しかし、本能寺の変が行われたのは、母の死より3年後です。
恨みに思っていたとしても、3年もかかったのでしょうか?
謀反は簡単な事ではありませんから、なかなかチャンスが訪れなかった。とも思いますが、それにしても3年間、信長を慕う行動が出来たのか?
そして、その恨みに思っていた感情に信長は、全く気づかなかったのか?
なんて思ったりします。
『本能寺の変』が起こった理由は、本当に数々の推理があり、諸説がたくさんあります。
母の死は恨みの1つだったかもしれませんが、その事だけが動機だというのは少し無理がある。と思います。
身内の死に関係する話は、その時代よくある事です。
家督相続の為に、親子で殺し合う、兄弟で殺し合う、人質として差し出す、そんな時代です。
逆にそんな時代だからこそ、あんな衝撃的な謀反を起こしたのには、もっと大きな理由がある!と思ってしまうものです。
しかし、案外たいした理由ではなかった。という事もあるかもしれません。
詳しい書物が残っていない事で、様々な憶測も出てくる歴史上の人物。
それが魅力の一つでもありますね。