橋本愛さんが『西郷どん』で、吉之助の最初の妻『須賀(すが)』役を演じます。
さて、この須賀という女性はどんな人物だったのか?
原作本では、短い結婚生活とはいえ、子供が出来なかったのは、お互い触れ合う事が無かった。。というストーリーになっています。
大河ドラマでは、また違った雰囲気で描かれている様ですね。
実際はどうだったのでしょうね。。。
目次
橋本愛【西郷どん(せごどん)】須賀(すが)役!
橋本愛さんが、大河ドラマ【西郷どん】で西郷吉之助の最初の妻である『須賀(すが)』役を演じる事になりました。
といいますか、昨年の春にはオファーを受けて、年末には撮影終了してるんですけどね。
橋本愛さんは、大河ドラマ初出演!
というか本格的な時代劇自体、初めての出演だそうです。
1996年1月12日生まれで、原作22歳の橋本愛さん。
伊集院須賀(いじゅういん すが)は、吉之助と結婚した年齢は20~21歳の時ですから、年齢的には同じ頃ですね。
今回、橋本愛さんが演じる須賀は、無表情でリアクションも少ない女性という設定。
演じるにあたり、『難しくて緊張した。』と、橋本愛さん自身おっしゃっていました。
熊本出身の橋本愛さんでも、薩摩弁は外国語くらいの距離感があったそうですよ。
てか、私も『西郷どん』見ていて、『薩摩弁が聞き取りにくい~!』と思ったりしてるんで、早く慣れたいよー!と思っている1人です。^^;
しかし、橋本愛さんの薩摩弁は可愛いでしょうねー。。。
原作本での須賀(すが)と吉之助の関係は?
では、その橋本愛さんが演じる『伊集院須賀』ですが、林真理子さんの原作本『西郷どん』では、ちょっと変わった人物で描かれています。
それは、縁談の話を持ってきた父の西郷吉兵衛に、吉之助が『なぜこんな貧乏な家に嫁いでくれるというのか?』という質問をします。
その理由は、『痘痕(あばた)』だと言うのです。
(注)アバターじゃないよ!^^;
痘痕(あばた)とは、天然痘(てんねんとう)ウイルスにかかった後、顔の肌にクレータの様なシミの様な痕(あと)が残ってしまった事を言います。
その時代、天然痘の痕が残った女性は、傷もののように扱われていました。
その為に、意に染まぬ結婚をさせられたりした様です。
吉之助は、そんなことは気にしなかったのですが、逆に須賀の方に申し訳ない気持ちがありました。
しかし、父・吉兵衛の頼みで早く嫁をもらわないと。。。という決心をするのです。
結婚当日にお互い顔を合わせます。
そして結婚生活が始まりますが、吉之助は須賀に触れる事はしないのです。
自分の暮らしの惨めさと、いつかは斉彬という崇高な場所へ行くには、女性に触れている場合ではない。と感じるのです。
(なんちゅう考えや。。。と、少し強引な理屈だと思ったりしますが・・・^^;)
そうして、父も母も祖父も亡くなり、暮らしは大変になっていく毎日の中、須賀との距離はそのまま。。。
夫婦の交わりもないまま、吉之助は須賀に対してどんな風に思っているのか想像出来ませんでした。
須賀の表情を見ても、いつも静かで穏やかな表情をしています。
自分に一番近い女性をどれだけ不幸にしているかと考えると、吉之助は耐えられなくなります。
そんな中、吉之助に吉報が訪れます。
それは、斉彬の御伴で江戸詰めの命が下るのです。
須賀は実家からのお金だと十両差し出します。
これで、新しい袴を新調して、斉彬の御伴についてください。と言うのです。
そうして、『江戸に発ったらこの家からいなくなるのか?』と問う吉之助に、須賀は『自分は残って、弟や妹たちのお世話をしたい。』と言います。
そして、吉之助が江戸から戻ったら、この家から出ていきます。と言うのです。
須賀は吉之助が留守の間、西郷家は自分が守る。と言う、とても穏やかで優しい女性なのです。
一度も触れる事の無い妻との間には、もちろん子供は出来ませんでした。。。
というのが、林真理子さん原作本『西郷どん』での伊集院須賀です。
しかし、大河ドラマ『西郷どん』での須賀は、少し違った印象ですね。
では、次に大河ドラマ『西郷どん』での須賀を紹介したいと思います。
大河ドラマ【西郷どん】の須賀(すが)と吉之助の関係は?
さて、原作本での伊集院須賀は、とても静かで穏やかな女性でした。
痘痕のせいで、いつもうつむく癖はあったものの、文句一つ言わず、貧しい西郷家を支え続けたのです。
そして、吉之助が江戸から戻るまでの間は西郷家で、吉之助の弟や妹たちの面倒を見るという、とても優しい女性です。
しかし、大河ドラマ『西郷どん』では、少し変わった雰囲気の須賀を演じる様ですね。
というのは、大河ドラマ『西郷どん』で登場する伊集院須賀は、無表情で無口。
根は悪い訳ではないが、どうも笑顔が苦手だという。
しかし、思った事はつい口にしてしまう性分で、誤解されるタイプ。
離縁の時も、『手切れ金です。これできれいさっぱり夫婦の縁を切りましょう。勝手に出世でもなんでもしてください。』といった様な事を告げます。
家族は皆、腹立たしい思いをしている中、吉之助はそれを本心だと捉えませんでした。
自分が吉之助を引き止めてしまう。。そんな思いが、身を引く決心に繋がったと吉之助は思ったのでした。
実際の伊集院須賀は、とても美人だったと言われていますが、これも定かではありません。
ただ、西郷隆盛(吉之助)は、須賀との離縁について、終生後悔していたと言われています。
そうすると原作本の様な、穏やかで一生懸命西郷家を守り続けた女性だったのかも。。。
ただ単に、美人だった。。。というだけで『後悔』という気持ちにはならない感じですもんね、西郷隆盛(吉之助)という人物は。
やはり、穏やかで優しい性格の女性だったんだろうなぁと思ったりします。
実際には、須賀はやはり吉之助が江戸に詰めていた頃も、弟や妹たちの面倒を見ていた様です。
大河ドラマでは、吉之助が江戸に行く事が決まった頃に実家に戻るストーリーですが。。。
原作本の『痘痕』というのは、実際は無かった様ですが、そのほかは原作本に描かれている須賀に近い人物だったのかも・・・と感じます。
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