大河ドラマ『西郷どん』で登場する吉之助の仲間、『大山格之助(綱吉)』役を演じるのは、北村有起哉さんです。

北村有起哉さんが演じる大山格之助(綱吉)は『西郷どん』では、どうやら情が深くて親分肌的なキャラの様です。

実際の大山格之助(綱吉)は、どんな人物だったのでしょう。。。

 

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目次

大山格之助(綱吉)役を演じる北村有起哉

 

 

大河ドラマ『西郷どん』で、大山格之助役を北村有起哉さんが演じます。

 

北村有起哉さんは、大河ドラマをはじめとするドラマや映画、舞台、声優、CMなど、活躍の幅が広い俳優さんで、数々の賞も受賞されています。

 

最近では、朝ドラ『わろてんか』で、月の井団真の役で「崇徳院」 という落語を披露していましたよね〜。

 

実に見事で驚きでした。

本物の落語家さんなのかと思いました。(笑)

 

お父さんとお姉さん、奥様も俳優をされている俳優一家だそうです。

 

俳優を目指すきっかけは高校2年生の文化祭で、クラス対抗の演劇祭が開催され、脚本・演出を担当したそうです。

 

その時、脚光を浴びる快感や本番を終えた後の達成感!

そして、仲間と作品を作り上げる喜びなど、演劇の楽しさを知った北村有起哉さん。

 

お父さんと同じ役者の道を目指ことになりましたが、〝親の七光り〝を嫌い、演劇科のある大学を受験します。

 

受験は残念ながら失敗しますが、そこで諦めることなく俳優養成所や日本映画学校で演技を学んだそうです。

そして1998年に、舞台と映画で役者デビューを果たします。

 

そんな努力家な北村有起哉さんが、今回大河ドラマ『西郷どん』で演じる大山格之助は、薩摩藩士です。

最終的な名前は〝綱良(つなよし)〝です。

 

大山格之助(綱吉)は、樺山善助(かばやまぜんすけ)の次男として生まれ、薩摩藩士の大山四郎助の婿養子となり、大山を名乗ることになりました。

 

育った高麗町では、リーダー格

吉之助とは同世代ですが、所属の少年団が違うので、仲間というよりライバルとして育ちました。

 

それに、薬丸自顕流で剣の名手!

薩摩藩一の強さで、頼もしい存在といった役です。

 

いや~。。。北村有起哉さんの演技にも注目ですね~!

 

『西郷どん』大山格之助(綱吉)とは?

 

『西郷どん』大山格之助(綱吉)とは?

画像引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki

 

では、北村有起哉さんが大河ドラマ『西郷どん』で演じる大山格之助はどのような人物なのか簡単にご紹介します。

 

大山格之助(大山綱良、大山正圓、大山角右衛門)は、1825年に薩摩藩士 樺山善助の次男として鹿児島城下高麗町にて生まれました。

 

幼名は大山熊次郎

大山四郎助の長女・ と結婚し、婿養子となります。

 

この大山家は、西郷家と親戚関係にあり、精忠組に所属しています。

そして格之助(綱吉)も、西郷隆盛、大久保利通らと文武に励んでいました。

 

1862年の寺田屋事件では、過激派の有馬新七らの粛清に参加し、事件の中心的役割を果たします。

 

寺田屋の2階で襲撃計画を立てていた、大山巌・西郷従道・三島通庸らを説得し、投降させました。

 

薩英戦争では、斬り込み隊長として桜島湾岸を死守し、武名を高めています。

 

薩長同盟の時には、大久保利通と薩摩藩の代表として長州に入り、桂小五郎相手に討幕出兵盟約の調印をした人物でもあります。

 

鳥羽伏見の戦いで、抜刀隊を率いて活躍すると、戊辰戦争では、奥羽鎮撫総督府の下参謀として活躍。

 

大山格之助が率いた新政府軍は、軍略無くして連戦連敗を喫し戦後、新政府から賞典禄800石を受けています。

 

長州藩で大楽源太郎が反乱を起こすと、討伐軍の司令官として新政府の命を受け、鹿児島から派遣されましたが、独断で軍を解散し、木戸孝允(桂小五郎)らの反感を買います。

それを西郷隆盛が代わりに詫びるという一幕もありました。

 

1873年(明治6年)、征韓論争で、西郷隆盛らが新政府を辞職します。

そして鹿児島へ帰郷し、私学校設立に向けて動く西郷を、大山格之助(綱吉)は助けます。

 

西郷隆盛が流罪中に、親友の有馬新七を斬ったことに引け目を感じていた大山格之助(大山綱良)は、西郷隆盛に追従(したがう)していたといいますからね。。。

 

そんな大山格之助(大山綱良)が県令を務める鹿児島県は、新政府に租税を納めないで、私学校党を県官吏に取り立てるなどし、鹿児島県はあたかも独立国家の様相を呈したと言います。

 

1877年(明治10年)、鹿児島にて西郷隆盛が挙兵し、西南戦争となると、県の官金を西郷軍に提供しています。

 

西郷軍の敗北後、大山格之助も罪に問われ逮捕されます。

 

そして東京へ送還となったのち、長崎にて斬首刑となりました。

享年53歳の出来事です。

 

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『西郷どん』では情が深い役!でも実際は剣術の達人だった!

 

西郷どんでは情が深く親分肌

 

西郷どん』で、北村有起哉さんが演じる大山格之助の正式名は大山綱良(おおやまつなよし)

格之助は通称です。

 

他にも、熊次郎、正圓、角右衛門と、たくさん名前があります。

昔の武士はホント名前がたくさんあって、ややこしいですねぇ〜。

 

西郷どん』で、格之助は情が深く親分的な役どころだそうです。

格之助は、出世して鹿児島県令(鹿児島県の知事)になっています。

 

特技は〝薬丸自顕流〝の名人だったので、格之助はものすごく剣術に長けた人でした。

 

薬丸自顕流〝というのは一撃必殺の精神を尊ぶとされています。

というのは、つまり責めだけ!守りなし!という剣術なのです。

 

敵に先制を仕掛けられたら、先に相手を斬るか、相手の攻撃を自分の攻撃で叩き落とすかで対応するという、ゆわば、防御のための技は一切無いのです。

 

猛烈なスピードで攻めて、もう相手を切るしかない剣術で、抜即斬(抜刀がそのまま斬撃となるという意味です。)で、刀を腰に差した状態からの電光石火の斬り上げは、かわすのが困難だったと云われています。

 

そんな剣術の達人だった大山格之助(綱吉)の職業は政治家です。

 

廃藩置県で県令(県知事)は、よその地方出身でないとなれないルールがありました。

 

しかし薩摩藩出身の格之助が、鹿児島県令にされるなど、新政府からかなりの特別扱いを受けていましたが、鹿児島の税金を政府に治めないなど、鹿児島県は、まるで独立国家の様でした。

 

実は格之助、新政府反対派だったことがわかっています。

しかも、浮いた税金を西郷隆盛の塾に流していたのです。

 

公金横領です。

そのことを西南戦争後罪に問われ、長崎県で斬首されました。

 

反新政府だけでなく、最期まで西郷隆盛の応援をしていたとも感じます。

 

新政府に流されない男の中の男!

そんな格之助を北村有起哉さんがどんな風に演じるのか見ものですね。

 

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