金栗四三が東京高等師範学校を受験し、そして合格した明治43年(1910)春。

そこで人生を変えるたくさんの人物と出会うこととなります。

 

その中の一人が、熊本出身の教師・福田源蔵(ふくだ げんぞう)と、柔道の達人徳三宝(とくさんぽう)

 

そしてこの二人、金栗四三のことを応援してくれる存在となるのですが、四三にとって二人はどんな人物だったのか簡単に触れてみたいと思います。

 

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目次

【いだてん】福田源蔵とは

 

【いだてん】福田源蔵とは

 

福田源蔵(ふくだ げんぞう)は、東京高師 地理歴史科の教師です。

 

福田源蔵と金栗四三は、明治43年(1910年)4月。、京高等師範学校・地理歴史科に入学した時に出会いました。

 

入学してからも、毎日冷水浴&走って通学を続け、充実した学校生活を送っていた金栗四三。

気がつけばマラソンランナーとして、めきめきと実力をつけていました。

 

そして、ストックホルムオリンピックの予選大会に出場すると、なんと!優勝しちゃいます!

しかも、当時のマラソン世界記録より27分も早くゴールしての優勝!

見事ストックホルムオリンピック出場権を獲得しました。

すごいですねぇ〜。

 

オリンピックに出たことのない人からすれば、予選会の話だけ聞いても夢がありますよね。

IOCにも出場を認められて出場が確実。

パチパチ〜。

と、喜んでいると、ここで問題が…。

 

学生の立場で、遊び(運動競技)で海外に行くのはどうも許しがたい。

やっぱり学生は勉強すべきでしょ!と考えを改めた日本政府は、なんとストックホルムオリンピック渡航費&宿泊費は出さないと表明したのです。

 

当時はまだスポーツに対しての理解が遊びという認識だったのです。

渡航費&宿泊費は補助するって約束していたのに、これじゃあ話が違うじゃないか!と、いった状態。

 

渡航費が全額負担となっては、出たくても出れなくなってストックホルムオリンピックの出場を辞退しましたが、嘉納治五郎に説得され、ストックホルムオリンピックの出場を決意したのです。

 

決意したのはいいのですが、渡航費用問題が解決したわけではありません。

学生の金栗四三には出せるはずもなく…。

 

実家は裕福ではないので渡航費用を出してもらうのは心苦しかったようですが、それでも頼れるのは熊本にいる兄・金栗実次しかいなく、資金援助をお願いすることにしました。

兄は四三がオリンピック選手に選出されたことをとても喜んでくれて、お金は全額出す!と約束しました。

 

この話を聞いた東京高等師範学校の教師・福田源蔵は“金栗四三後援会”を立ち上げて、渡航費の寄付活動を始め、ストックホルムオリンピック出場を応援。

たくさんの人から寄付を受け支援金は集まりました。

 

こうして金栗四三の渡航費は兄の実次の支援金と、福田源蔵らが寄付活動で集めた支援金によって負担されました。

福田源蔵のように中心になって誰かが動かないと寄付を集めることはなかなかできないですよね。

行動力は勿論ですが、熱いハートの持ち主だったことが伺えますね。

 

金栗四三はたくさんの人に愛される人柄だったことが改めて感じ取れるエピソードですね。

この福田源蔵を演じるのは、大河ドラマ初出場の、嶺 豪一(みね ごういち)さん。

 

【いだてん】福田源蔵とは

画像引用元:https://narrow.jp/talent/13438

 

嶺 豪一さんは熊本県出身の俳優さんです。

福田源蔵も熊本県!

 

熊本県の方言なんかも流暢なのではないでしょうか。

きっと、いだてんの世界観を魅せてくれると思います。

楽しみですね。

 

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【いだてん】徳三宝とは

 

【いだてん】徳三宝とは

画像引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki

 

徳三宝(とく さんぽう)は、徳之島出身のとっても強い柔道家です。

明治、大正、昭和初期と全国にその名を知られ、あまりに強いので「柔道の鬼」とか「徳三宝に膝をつかせたら一本をとったことになる」などの伝説もある程の人物です。

 

そんな徳三宝が、『いだてん』に登場します。

 

大河ドラマ『いだてん』では、徳三宝は金栗四三の一年先輩の東京高師の学生・柔道家として登場します。

嘉納治五郎が興した講道館で当時、最強を誇る実力者でした。

 

徳三宝と四三は入学してから出会い、四三を温かく見守って、いつでも応援してくれる先輩です。

 

徳三宝は福田源蔵らと一緒に寄付活動をして、金栗四三の為に支援金を集め、ストックホルムオリンピック出場を応援してくれた人物の一人です。

 

そんな伝説の柔道家・徳三宝役を演じるのは、俳優の『阿見 201(あみ にいまるいち)』さん。

 

【いだてん】徳三宝とは

画像引用元:http://asaikikaku.co.jp/talent/profile/ami201

 

阿見 201さんは浅井企画所属で、元芸人です。

・2004年〜2014年デコボコ団として活動。

・2015年1月に解散。

そして現在は、俳優に転身されました。

 

では、阿見 201さんのことをちょこっと紹介します。

 

身長が201 cm!

「えっ?!」と、二度見しちゃう程の長身。

 

そして体重が120kg!

かなりの大柄。

 

極めつけは、靴のsizeは31cm!

これはかなりのインパクト!

興味大!ですね。

 

で、大河ドラマは初めてと思っていたら、2017年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」のレギュラーエキストラでも出演されていました。

なので“ 初 ”ではないですが、役柄は大昇格!

 

経歴も面白いので、異色の巨漢俳優!なんて感じで注目されそうな予感ですね。

 

体格のことを多く触れましたが、阿見さんの最大の魅力は、優しい眼差しと繊細なお芝居ができる!ってところです。

キャスティングされた方もこのように起用理由を述べられていました。

 

ドラマの雰囲気もそうですが、何だか金栗四三の周りには温かい人が多いですね。

どのように表現されるのか楽しみですね。

 

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