永井道明(ながい どうめい)。

この人物の名前って聞いたことありますかっ?

 

永井道明は、今回のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』に登場しますが、「日本学校体操の父」とも呼ばれていた人物です。

 

どういう人物かざっくり言うと、「日本に体操を普及させた人物」って感じですね。

 

日本にスポーツを普及するのに尽力した人は他にもたくさんいます。

わかりやすいところだと、既にドラマに登場している「柔道の父」とか「日本の体育の父」と呼ばれている嘉納治五郎

 

体操の父と体育の父・・・・どっちも一緒の様な気もしますが・・・^^;

あと、他に二人に共通する部分といえば、熱いハートの持ち主ってとこですかね。

 

そういった熱い人って芯があるので、目指すところは同じでも、ちょっと考え方が違うと大きく方向性まで違っちゃうことってありますよね。

それで結果的に対立関係になっちゃう。みたいな…。

 

この二人はどうだったのでしょうね。

なんともドラマティックでバイオレンスな予感。(バイオレンスはないか・・)

 

さて、今回の大河ドラマ【いだてん】で、永井道明役を演じるのは俳優の杉本哲太さん。

まぁ申し分ナシですね!迫力ありそうだし・・

 

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目次

永井道明(ながい どうめい)とは

 

永井道明(ながい どうめい)とは

画像引用元:http://archives.cf.ocha.ac.jp/exhibition/387/a_ph_387-0033.html

 

永井道明(ながい どうめい)は、1869年12月18日、現在の茨城県水戸市で生まれました。

父は藩校「弘道館」に勤める人物で、水戸藩士の血筋。

親戚には尊王攘夷の先駆者である藤田東湖がいます。

 

永井家には子どもが10人いたので、進学にお金をかける余裕はありませんでした。

東京行きを希望した道明でしたが、金銭的な余裕がなかったので奨学金を申請したのでした。

 

しかし、まさかの申請が通らず…。

地元の茨城師範学校に進学することにした道明でしたが、熱心に勉強に励む姿に感銘を受けた義理の兄(姉の夫)は道明の東京行きを支援してくれました。

 

そのおかげで、成績優秀の道明は東京で勉強できることになり、東京高等師範学校(現在の筑波大学)に進学することができたのです。

 

勉強に励む道明でしたが、勉強と同じ様に夢中にさせたのが体操でした。(当時は兵式体操と言う軍隊式の体操。)

そして東京高等師範学校を卒業して教師となると、道明はすぐに生徒たちに体操を教えたのでした。

 

道明は、のちに奈良県立畝傍中学校の校長になるのですが、その時のあだ名が「体操校長」。

そのあだ名からも解るように、ずっと体操一筋!ってことがわかりますね。

 

当時、日本の体操は混乱期。。。

教育を目的とするのか。or  軍隊を強化するための体操なのか。

という風に、意見が対立していました。

 

そんな中、国として統一した考えをまとめる為、留学生を派遣することになり、そこで永井道明が選抜されたのです。

 

そして、道明は教員を退職します。

明治38年、体操を学ぶ為、留学。

・ボストン(アメリカ)

・ストックホルム(スウェーデン)

を視察。

 

そこで道明は、世界中で採用されていたスウェーデン体操を学びました。

世界中で採用されていたという事は、スウェーデンがスポーツ先進国だったという事がわかりますね。

肋木(ろくぼく)

 

帰国した道明は、スウェーデン体操を日本に広めようとすると同時に、「肋木(ろくぼく)」という体操器具も普及させました。

ところで「肋木」ってご存知ですか?

きっと誰もが見たことがありますよ。

 

体育館の壁にくっついてるコレです。↓

 

肋木(ろくぼく)

画像引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki

 

丁度その頃に金栗四三が東京高等師範学校に入学し、寮住まいを始めました。

ちなみに、その寮の舎監を務めていたのは永井道明です。

 

嘉納治五郎(東京高等師範学校長)はストックホルム五輪の日本人出場に奔走し、永井道明も金栗四三のオリンピック出場のサポートをしています。

 

そして1913年 スウェーデン体操を日本の体操の主流とした日本初の「学校体操教授要目」を作成。

大正2年に公布されました。

体操における、日本としての1つの指針が完成されました。

 

その後、「学校体操教授要目」は改正され、永井道明が力を入れていたスウェーデン体操 & 肋木は衰退していきました。

 

しかしその後の1940年、長年の貢献が認められ「学校体育功労者」として永井道明は、表彰され、「日本学校体操の父」と呼ばれるようになります。

 

そして、1950年に永井道明は亡くなりました。

享年83。

 

ちなみに衰退した肋木は、1970年代に学校体育に復活したので、現在も多くの学校に肋木が置かれているのはこのためです。

 

【いだてん】では永井道明と嘉納治五郎は対立する?

 

【いだてん】では永井道明と嘉納治五郎は対立する?

 

1913年、永井道明はスウェーデン体操を日本の体操の主流とした日本初の「学校体操教授要目」を作成し、大正2年に公布されました。

 

体操における、日本としての1つの指針が完成されたのですが、嘉納治五郎、可児徳らと意見が分かれ対立関係に…。

 

永井道明は、スポーツの娯楽的要素を嫌っていて、体力をつけることを目的とした考え方で、ちょっと軍人的な要素が強かったこともあり対立したとも言われています。

結果、永井道明は負けて東京高等師範学校を去ることに…。

 

大河ドラマ【いだてん】でも嘉納治五郎と永井道明は、激しく対立したり言い争いになったりするんでしょうね。

杉本哲太さんと役所広司さんの激しいバトルが見たいなぁ・・・

 

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いだてんでは杉本哲太が永井道明役を演じる

 

いだてんでは杉本哲太が永井道明役を演じる

画像引用元:http://www.siscompany.com/02manage/38sugimoto/

 

今回の大河ドラマ『いだてん』で永井道明役を演じるのは杉本哲太さんです。

永井道明は、日本に体操を普及させた人物ですからね。。。

 

なんだか暑苦しそうな男!いや・・熱い男!というキャラで演じる様ですね。

とにかく永井道明の功績は、今回のドラマで改めて注目されると思います。

 

さて、永井道明役を演じる杉本哲太さんは、大河ドラマには何度も出演されているお馴染みの方ですね。

最近で言うなら、

・『龍馬伝』坂本権平役。

・『おんな城主直虎』井伊直盛役。

 

どの役も、見事に演じられていて、役にはまっていたので、もしかすると「出てたのっ??」とか「あの役の人は杉本哲太さんだったの気がつかなかった!!」なんて人もいるのでは。。。

 

今回の永井道明は、

・厳しくも愛溢れる熱血漢。

・頑固。

・融通が利かない一面もあり。

と、いった性格の方だったようです。

 

演技も上手いですが、杉本哲太さんのお顔は目鼻立ちがはっきりしているので、見るからに頑固な感じはありますよね。

もちろんいい意味で。(笑)

 

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