大河ドラマ【西郷どん】で、阿部正弘役を演じるのは藤木直人さんです。
【西郷どん】で登場する阿部正弘は、藤木直人さんが演じるからでしょうか・・・イケメンで大奥でも人気がある。という設定の様です。
実際の阿部正弘はどうだったんでしょうね?
という事で、今回は福山藩主・阿部正弘についてお伝えしていこうと思います。
目次
藤木直人が阿部正弘役に!
今回の大河ドラマ【西郷どん】で阿部正弘を演じるのは、イケメン藤木直人さんです。
実際の阿部正弘というと、少し太り気味で・・・というより、肥満体型だったそう。。。
ひぇー!
藤木直人さんとは、似ても似つかん。。。
と思うんですけど、なんで藤木直人さんが、この役に決まったんでしょうね。
まぁ、藤木直人さんが演じるからでしょうが、【西郷どん】での阿部正弘は、大奥では美男子で人気者!という設定です。
阿部正弘のイメージ画像を見ると美男子じゃねーじゃん・・・あ、いや。。。^^;
見方によれば、そう見えなくもない事もない事もある事もない事もあるような。。。(?)
いや、私の好みではないというだけで。。。^^;
・・・って、どんだけ阿部正弘の顔の事で引っ張るねん!
てな感じですので、次は阿部正弘という人物(顔は、抜きよ!)についての紹介をしていきます。
福山藩主・阿部正弘とは
画像引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki
さて、その藤木直人さんが演じる阿部正弘は、備後福山藩・第7代藩主です。
第5代藩主・阿部正精の五男として江戸で生まれました。
父の正精が死去してから、まず兄の正寧が家督を継ぎます。
しかし、正寧は病弱だったなどの理由もあり、約10年後には正弘に譲り、隠居しました。
阿部正弘は、幼い頃から馬術や槍術など教わっており、兄の様に病弱なタイプではありませんでした。
1838年には、奏者番(幕府や藩の役職の1つ)に就任します。
そうして阿部正弘は、寺者奉行となりました。
その後 阿部正弘は、第12代将軍・徳川家慶から目をかけられる様になったのには理由があります。
それは、大奥と僧侶が徳川家斉時代に乱交を極めていた事件がありました。
その事件は、阿部正弘が寺者奉行となった時代に露見されたのです。
僧侶の日啓や、その孫の日尚までも、大奥での女犯が明るみに出ました。
といいますか、大奥内では有名だった様ですが・・・
同じく、徳川家斉もかなりのもので、側室が40人ほどいたそうな。。。^^;
好色将軍と言われるだけありますが・・・
当時阿部正弘は、家斉の非を表面化させず、僧侶の日啓や日尚らを処断しました。
そして大奥の処分については、一部だけとしたのです。
こういった事により、家慶から目をかけられるようになったそうです。
そうして阿部正弘は、25歳で老中となります。
阿部正弘は、家慶、家定・2代将軍時代に幕政を統括しました。
そして、徳川幕府任務の中では中心的な人物となるのです。
1845年頃から、海岸防禦御用掛(幕府の職名の1つ)を設置して、外交・国防問題に当たらせる様になります。
薩摩藩・島津斉彬や、水戸藩・徳川斉昭など、外様雄藩から意見を求め、人材改革についても参考にしていました。
阿部正弘は、人材育成については特に熱心で、備後福山藩の藩校『弘道館』を『誠之館』に改め、身分にかかわらず教育を行ったそうです。
しかし、当時の藩の財政は火の車だったといいます。
1846年、アメリカ東インド艦隊司令官ジェームズ・ビドルが相模国浦賀(神奈川県)へ来航し、通商を求めました。
しかし、阿部正弘は『鎖国』を理由に、拒絶しています。
その7年後、再び東インド艦隊がアメリカ大統領の親書を携え、浦賀に来航しました。
更にロシアの艦隊も通商を求め、来航してきたのです。
この国難を乗り切る為、阿部正弘は朝廷を始めます。
外様大名を含む、諸大名や市井からも意見を募ったのですが、有効な対策は浮かびません。
そして積極的な政策が無いまま、ペリーの再来により日米和親条約を締結させます。
そうして約200年程続いた鎖国政策は終わりを迎えます。
阿部正弘 突然の死が訪れる
さて、そんな阿部正弘ですが、突然の死が訪れます。
阿部正弘は日米和親条約を結ぶ一方で、海防の強化や長崎海軍伝習所の創設に取り組みますが、改革の途上で急死する事になるのです。
阿部正弘は、1857年8月6日、江戸にて急死します。
享年39歳でした。
この死は、『急死』とされている位ですから、死因は謎なままなんですよね。
徳川斉昭は、日米和親条約締結には反対でした。
そして突然、海防掛参与を辞任するのです。
そうなってからは、更に幕府の混乱が始まり、阿部正弘の寿命が縮まるほど改革に頭を悩ませていたんでしょうね。
暗殺説などもありますが、なんせ死因が特定されていない状態なので、いろんな説が飛び出す訳ですね。
ただ、阿部正弘は薩摩藩・島津斉彬と同じく、次期将軍に『一橋慶喜』を推していました。
阿部正弘、島津斉彬が次々と亡くなったのも、なんだか納得出来ないなぁとも思ったりします。
2人が急死する事がなければ、井伊直弼が幕閣に躍り出てくる事もなかったんじゃないでしょうか。。。
となると、『安政の大獄』だってなかったでしょうし。。
とにかく、いろんな考えが後から浮かんでくるってのが、歴史ってものなんでしょうね!
大河ドラマ【西郷どん】あらすじ(ネタバレ)1話~最終回まで!