2018年大河ドラマ『西郷どん(せごどん)』で、大久保利通(正助)役を演じるのは、瑛太さんです。
大久保利通は、幼い頃から西郷吉之助(後の隆盛)と過ごし、お互いを信頼し合った仲だった様です。
しかし明治に入り、吉之助と利通(正助)は意見が対立する出来事が起こります。
そんな吉之助の親友で、かつライバルだった大久保利通とはどんな人物だったのでしょう。
吉之助とは結局、分かり合えない間柄になってしまっていたのでしょうか?
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大久保利通(正助)
画像引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E4%B9%85%E4%BF%9D%E5%88%A9%E9%80%9A
大久保利通(正助)は、文政13年(1830)8月10日、鹿児島県高麗町で生まれました。
薩摩藩下級武士の出身で、西郷隆盛とは幼馴染です。
胃が弱く、武術は得意ではありませんでしたが、学問は抜き出てよくできたそうです。
嘉永3年(1850)のお由羅騒動で父・利世(次右衛門)は、鬼(喜)界島へ島流しになります。
利通(正助)も謹慎処分となったので、これまで以上の貧しい生活となってしまいます。
しかし島津斉彬が藩主となってからはその謹慎処分も解かれ、御蔵役となり、吉之助と共に徒目付にまでのぼり詰めたのでした。
さて、島津斉彬が亡くなってから、新藩主となったのが、島津久光です。
吉之助が島流しとなっている間、利通(正助)は久光の側近となります。
久光の側近となった利通(正助)は通称を改め、久光から『一蔵』の名を賜ります。
そうして吉之助が薩摩に戻ってからは、一緒に様々な改革を積極的に行う事になるのです。
しかし明治維新以後、大久保一蔵は、西郷隆盛や板垣退助ら征韓派と対立し、そして明治六年、政変にて西郷らを失脚させる事となります。
そんな2人の関係ですが、大久保なくしては西郷の活躍はない!!と、言っても、過言ではない、エピソードが、数多く残っています。
西郷の性格を一番良く理解し、西郷の持っている能力を引き出し、最も力を発揮させたのは、大久保利通です。
リーダーが活躍するには、二番手の人材が優秀だからこそとされるのは、この時代からなんですね。
大久保利通は、西郷隆盛、木戸孝允と並んで〈明治維新の三傑〉といわれることで、有名です。
この時代の世相に翻弄されられながらも、志をもち、己の力で、道を切り開いた人物の一人だという事は、間違いないでしょう。
大久保利通(正助)と西郷吉之助(隆盛)との仲は?
大久保利通(正助)と西郷隆盛は同じ薩摩出身です。
年齢も近く、育った境遇など似通っており、強い絆で結ばれていましたが、明治6年の政変で袂を分かち、これを機に決定的な溝が生じました。
さらには1877年(明治10年)の西南戦争では敵味方として戦うことになります。
大久保利通と西郷隆盛は対立し、仲も悪くなったと言われていますが、果たして本当のところはどうだったのでしょうか。
実際は、そうではない逸話が残されているので、いくつか紹介したいと思います。
大久保利通は西郷吉之助(隆盛)が西南戦争に加わっているという報告を聞いた時、にわかに信じてはいませんでしたが、その後、事実だと知ります。
吉之助となら、話をすれば誤解が解ける。きっと分かり合えるはず!!と、信じていました。
しかし大久保利通が、薩摩に行くことを政府が許可しなかったため、結局2人が会うことはありませんでした。
西南戦争で西郷隆盛の死を聞いたとき、大久保利通は鴨居に頭をぶつけながら家の中をぐるぐる歩き回り、大粒の涙をこぼし悲しんだそうです。
大久保利通が暗殺された時、上着のポケットに西郷隆盛から送られた手紙が入っていました。
また、出しそびれた西郷隆盛への手紙が入っていたとも伝えられています。
手紙の内容は、もちろん悪い内容ではなく、利通を思っての助言などが書かれていた様です。
逸話が示す通り、大久保利通と西郷隆盛は、強い絆で結ばれていたのではないでしょうか。
二人は、共に明治維新の立役者の一人として活躍しましたが、国家を大切にしようとする大久保利通と、個人を大切にしようとする西郷隆盛。
そんな2人の性格や考え方は、基本的には真反対だったと、いわれています。
しかしお互い、日本を変えたい。という思いは同じでした。
だから理解し合えたんだと思います。
いくつもの逸話を読んでいると、いいライバルで盟友だったことがよく解るだけに、2人が決別した事が残念だなぁと思いますね。。。
でも、利通が吉之助からの手紙を、ずっと持ち続けていたという事は、心の奥底ではやっぱり親友だったんだろうなぁ・・・と思わずにはいられません。
さて、大河ドラマ『西郷どん』では、どんなストーリーになっているんでしょ。。。
林真理子さんの脚本で描かれていますから、ハラハラする場面も多く入れてくるのでは?なんて思いますけどね。
とにかく楽しみです!(^^)
瑛太『西郷どん』で10年ぶりの大河ドラマ!
明治維新から150年を迎える、2018年のNHK大河ドラマ、『西郷(せご)どん』!
西郷吉之助(隆盛)の親友、大久保利通(正助)を演じるのが、瑛太さんです。
そして主人公、西郷吉之助(隆盛)を演じるのが、鈴木亮平さんです。
しかし西郷隆盛って、太ったごっついイメージなんですけどねー。
鈴木亮平さんの西郷隆盛ってどんな感じなんだろ。。。
・・とまぁ、鈴木亮平さんは置いといて・・・と。
さて、瑛太さんの方ですが大河ドラマは、『篤姫』以来、10年ぶりなんですよねー。
大久保利通といえば、鋭くシャープな眼差し!威圧感漂う独特のヒゲ!有言実行タイプ!
とまぁ、三拍子そろった(何の三拍子か・・・^^;)イメージです。
それに当時では珍しい、洋風の生活スタイルを好んでいたことで、知られています。
激動の時代に翻弄されながら、己の意志を貫く人物を瑛太さんがどんな風に演じるでしょ。。。
きっと瑛太さんが演じると、クールで格好良くなるんでしょうね~。
う~ん。。。
想像出来そうで出来ない・・・
いやいや、瑛太ファンが、またまた増えそうな予感やね!!
『篤姫』を超えるヒットを狙う!!かな。。。